立場上はまだカープ所属という大変不本意かつおかしな事になっていると思うドーピング違反のバティスタ選手が、ドミニカリーグに参加している。

 

NPBはアメリカメジャーリーグ、台湾職棒、韓国リーグと選手契約の協定を結んでいるので、おそらくドーピング違反の出場停止6か月もこの4か国の間では適用されたはずであるが、協定を結んでいないドミニカウインターリーグでは処分の適用を受けないので今も出場が出来ている(日本以外でも照会次第では出られるらしいが)。

 

そのバティスタ選手はドミニカリーグ10試合の出場で22打数3安打0本塁打3打点と打率を136に落とした。

阪神を昨年解雇されたロサリオ選手が11試合で41打数10安打0本塁打5打点、打率が244という状況を考えると、来年の日本で本当にやるとしたときに残せそうな成績も察する事が出来る。

 

バティスタ選手は今年の4月の成績が打率212、66打数14安打4本塁打13打点。

東京オリンピックのドミニカ代表を目指していたが、とても選ばれる成績ではないからドーピングに手を出したと状況証拠的に私は思っていますが、ドーピングが本当に事故であり意図的でないという主張が本当であればもう少しドミニカリーグで打っているはずであるが、打率も低ければホームランもなし。

ドーピングした選手の復帰の成績に近い物を出している時点で、やはりドーピングに手を出したのは事実なんだろうなと改めて感じる成績となっている。

 

2軍で「メヒア選手とバティスタ選手が良く練習してるのを見ましたが、メヒア選手だけは真面目にやってましたからね」と笘篠解説者が語っていたように、真面目に取り組んでるメヒア選手も1軍ではまだ苦戦しているわけである。

そんな中ですっと成績を残し先行していたバティスタ選手は化け物かと思いましたが対策されたら不振に陥っていた姿もあった。

2018年ではその波が減っていて、2019年では爆発したがドーピングでした。

 

という結末を考えると、2018年の優勝には疑惑という形でいつまでも言われてしまうだろう。

ただ2016年は育成選手だったので、25年ぶりの優勝に泥が塗られる事はないのが救いではあるが。

 

ドミニカリーグでこの成績では、とても戦力になるとは思えない。

あらゆる面を考慮しても、10月31日に保留者名簿から外した上で解雇するのが妥当だと私は思います。