避難3原則~2つめ~ | なまずん×つなガール

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こんばんは星

今日は7:30からのフィロソフィー勉強会のあと、

昨日告知した『なにわの商い発表会』という販売会に行ってきました。


$なまずん~命を守る知恵袋~


終わったのが20:00☆事務所に帰ったのが21:30グッド!

今日は少しだけ疲れてしまいました^_^;

でもブログはもちろん更新しますニコニコ音譜



今日は『避難3原則の2つ目』について*

2つ目は何か覚えておられますか??☆☆



2つ目の原則は・・・

『最善を尽くせ』です。

始めにこの言葉の背景をお話しましょう~^^

この『最善を尽くせ』・・・言い換えれば、

『それ以上何も出来ないというところまでやれ!』

ということです。

片田教授の信念は「絶対に犠牲者をゼロにする!」ということ。

そのために、自然の脅威から命を守るためには、

「これでいいや。」ということは絶対になく、

「もうこれ以上、何もできません。。。」というところまで、

自分に出来ることを必死でやることが大切だということを教えておられました。


今回の場合でいうと迫ってくる津波に対し、

決められた避難所までたどり着いたら安心するのではなく、

津波の状況を見て、ここではまだキケンなのではないか?

と、少しでも不安な気持ちがあれば、

ひたすら上に走り続けるということです。

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2011年3月11日14時46分頃、

地震が起きたのは生徒たちが

放課後の部活動の準備をしている真っ最中でした。

訓練通りに全員が校庭に集まると、

「点呼はいいから、すぐにございしょの里(指定避難場所)に走りなさい」

という指示が先生から出ます。

生徒は避難場所のございしょまで500mの距離を懸命に走りました。

しかし、そこはがけ崩れの恐れもあるため、

更に500m先の高台のある介護福祉施設を目指しました。

※それから間もなく「ございしょ」は津波にのまれました。

そして介護福祉施設に到着した後、施設の裏手から轟音が響き渡ります。

「津波が来たぞ!逃げろ!」という大人たちの叫び声。

子どもたちはさらにその上の国道に向かって無我夢中で走り続けました。

そしてもうこれ以上は山しかないという国道沿いの石材店までたどり着き、

子どもたちは道路の真ん中でしゃがみこみました。


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文字だけの表現では中々伝わりにくいかもしれませんが・・・

寒い冬の中、不安と恐怖で足がいつもより重く、震えていた子どもたちが、

しかも小学生を守らなければならないとの想いももちながら、

懸命に1km以上も高いところを目指して走り続けたことは、

相当体力的にもきつかったように思います。

それでも1回目、2回目にたどり着いた場所で安心していては、

今、子どもたちは助かっていなかったと思います。

自然の脅威を知り、生きるために、

『もうこれ以上、走れません。』というところまで、

力を出し尽くした子どもたちの姿について、

片田教授から教えて頂きました。





さて。。。

皆さんは小学生の時、体育の50m走で、

ゴールのラインを越えても走り続けろ!というふうに、

先生から言われた記憶はありませんか?^^

私は純粋にそれに従い、

いつもラインを越えて向こうの壁にぶち当たるまで、

走り続けていました(笑)

けれど、それは過去の純粋な子ども時代の話。

今は、要所要所で「まぁ、ここまででいいか。」と、

思ってしまうことがあります。


中学生が命をかけて、『最善を尽くした』姿を見て、

目の前のことに対して、言い訳をせず、

真面目に一生懸命仕事に打ち込むことを、

毎日地道にやっていこうと改めて思いました。



最後まで記事を読んで下さった皆様もぜひ、

彼らを見習って、目の前のことに、

限界を作らず本気で取り組んでみてください^^



それでは☆

オルウィン なまずん事業部