仕事を終えてみた、叔母さんからのLINE。
地元の川が大雨で決壊したという。


天神川は実家の近くにも流れている。
母親は職場の方にいて無事、実家も問題なかった。

このあたりに住む友だちにもLINEして無事だった。

伊丹市は高台にあって平和な街だと思うけど、時々大きな災害が起こる。阪神大震災、同じく大雨で伊丹空港が水没したこともあった。



みんな無事でなにより…と感謝したのに。
銀行の帰り、強い風に飛ばされた資源ごみ(プラのみですごく軽い)が車道に転がっていたのを見てみぬフリをしてしまった。
「あれ、車が轢いたら危ない」と思ったのに…。

どうしよう。
戻ろうか。戻って信号のタイミングで回収してあげようか。でも…。

結局、何もしなかった。
ただ、見過ごした。

小さな自己嫌悪が胸にちくちく刺さる。
私のせいではない。
私のせいではないけど、そんな風に思う自分も情けなかった。

バツが悪くて、それでも空を見上げたら、東西に長く伸びた雲が龍に見えた。
くるんと輪になったところなんか、先日桜井識子さんがブログで紹介していた龍トレーニングの写真とそっくりだった。

ますます、自己嫌悪に陥ってしまった。

家に帰ってから、まだ龍の雲が見えるかな、見えたら写真を撮ろうかな…とベランダに出たら、今度は雲が朱雀だか鳳凰だか、南(下)を頭にして翔ぶ鳥の形に見えた。





また同じことがあったら、今度はごみ袋を拾いにいこう。