鎌達稲荷神社から東へ、JRの線路沿いに京都駅へ向かう途中に六孫王神社はあります。地図上で偶然見つけて、通り道ならお参りしていこう…という軽い気持ちで向かいました。


着いてみたら。
こんな大きな神社だったなんて、地図じゃわからないってば!!しかも「清和源氏発祥の宮」?!
…イヤ、京都に暮らして20余年、歴史の重さがそこかしこにあるこの感覚には慣れたつもりだったのに(笑)




南側に面したこの鳥居からお邪魔しました。




広っ!!
しかもなんか会館まで併設されてるやん!!年季入ってるけど!!





源経基の霊廟として建てられたのが始まりで、祀られているのも経基さんだそうです。




本殿へ向かうまでの参道には、池と池にかかる石造りの太鼓橋があります。


池と橋があるせいでしょうか。
二条にある神泉苑に似ている…と思いました。
神泉苑は桜井識子さんも紹介されていましたが、神社ではなく空海さんゆかりの真言宗の寺院なのですが。自分の感覚を信じるなら、それでも神泉苑に似ている、と思うのです。霊廟から始まったとのこと、仏様の気を帯びた寺院に近い存在なのでしょうか。




楼門と、その奥に本殿。




本殿から光が放たれているようです。




藤と桜の名所なのだそうです。
なんて美しい神社でしょうか。

「由緒書き」が正しいとはかぎらないといいます。それでいくと、こちらにお祀りされている神様は古い神代の神様というよりは、人だった神様をお祀りしている方が合っている気がします。下鴨神社や松尾大社とは雰囲気が違い、天神さん…北野天満宮のほうが似ていると思います。



鎌達稲荷神社をあとにして、とある事情で「もしもこうだったら歓迎されてるということだなぁ」と思いながらやってきました。その通りだったので、鎌達稲荷神社にもこちらにも歓迎されているみたいだなと喜んでいました(笑)
その後本殿で神様にごあいさつして、写真をとっていたら目の前の参道を「とかげ」が横切り、この植え込みに姿を消しました。



うわぁ!
神社でとかげ、初めて見た!(コーフン!笑)
しかもこんな新幹線の真下の、大通り沿いの街中で!

やっぱり歓迎してもらえてるな~とほくほく❤️していたら、今度は本殿の方から1羽のサギが頭上を飛んで現れました。外灯にとまっています。




しばらく外灯の上にいて、参拝客の撮影会(笑)のあと、池におりてきてなにやら狙っておりました。

サギが現れて、やっぱり神泉苑に似ている!と確信に近くなりました。この感覚は覚えておこう!



橋の手前には弁財天さんもお祀りされています。






さらに手前、お稲荷様も祀られています。



…が。
こんなに立派なお社なのに、その奥のお稲荷様はなんだかお元気がないような気がしました。
こんなに大きな神社の境内社でお参りの人もたくさんいるのに、そんなことあるのかな?
でも、元気がないような気がしたので「頑張ってください!応援しています!」とお参りさせてもらいました。私の思い違いなら、それはそれでいいのだ!(笑)

山桜、藤、つつじ、山吹…。
今の時期なら、一日でこんなにたくさんの花を愛でることができる美しい神社です。