私は、教育学部音楽科を卒業した後、

小学校の先生になりましたが、

 

あまりのブラックぶりに、

一念発起し、キャビンアテンダントになりました。

 

全く違う世界…ではあるんですが、

同じく音楽科の先輩が、

客室乗務員になっていたので、

そこまで畑違いとは思っていませんでした。

 

 

なぜ客室乗務員(以下CA)になりたかったのかといいますと、

 

  • on offがしっかりしている仕事だった
  • 音楽の本場ヨーロッパに気軽にいきたかった
  • 平日休みがよかった
  • とにかく教師がブラックで、違う世界に行きたかった
 
まあこんな感じです。
 
 
今日は、
音楽系の人間が、
CAとしてはどうだったか?
の話。
 
なにかの参考になれば幸いです。
 
 
さて。
 
意外と、
先生としての経験は役に立った気がします。
 
しかし、
ピアノからはかなり遠ざかることに。
 
憧れのヨーロッパにフライトで行っても、
オーケストラを聞きに行く!なんてことはなく
せいぜい観光するくらい。
 
でも、たくさん行けて、
あちらの雰囲気が感じられたのはよかったです。
 
 
 
あと、
ステージでの度胸がついたような気もします。
毎日、たくさんのお客様と接しますし、
「常に見られているという意識で仕事をしなさい」
と指導されていましたしね。
 
 
ただ、ほんっとうに練習できない。
 
CAの仕事って、7割は宿泊を伴う勤務でした。
たまに日帰りもありますがごくわずか。
始発でいって終電で帰る…
なんてこともありました。
 
 
なので、いくら家にピアノがあっても、
ピアノに触る時間すらないんです。
 
 
そんなこんなで、
いつしか、ピアノから離れていきました。
 
 
 
ヨーロッパの空港で、
ストリートピアノが置いてあって、
 
「弾きたいな」なんて思っても、
弾ける曲がない!!!
 
指が動かない!!
 
 
泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い
 
 
そんな感じです。
 
 



 
いつの間にか、
自分ってなんで生きてるんだろう(!)
くらいの精神状態になっていましたね…ネガティブ
 
 
 
 
 
ちなみに、
CAの同僚たちは、やはり、
英語科やフランス語科などの語学系の勉強
をしてきた人が多かったです。
 
 
また、
小さいころからCAになりたかった!!
という人も多かったです。
 
 
私の夢は、子どもの頃からピアニストなので…
周りとの温度差もめっちゃありました。
 
 
 
そして、
 
全体的に陽キャが多いです(笑)
(分類するならば!です)
 
私は隠キャですよーん指差し


 
ちなみに
ハイコンテクストとローコンテクストという概念
をご存じでしょうか?
 
 
ハイコンテクストとは…
言葉に頼らないコミュニケーションで、日本人に多い、阿吽の呼吸や暗黙の了解などのイメージです。
 
ローコンテクストとは…
言葉によるコミュニケーションを重視し、伝えるべきことをすべて言語化します。
 
 
会社の研修で、
自分のタイプをどっちか診断した時、
私はその場にいた誰よりも、
ハイコンテクストな人間でした。
 
 
ただ、航空業界では、安全のため、
ローコンテクストのコミュニケーションをとるようにします。
 
 
一方で、
音楽をしていると、呼吸で合わせたり、
言葉よりもフィーリングで合わせたりすることが
多いので、
そのあたりはカルチャーショックでした。
 

結構苦手でしたが、なんとか訓練をして、
仕事をしていました。
 
 
 
まあそんな感じなので、
どこか自分の居場所ではないなあという
居心地の悪さを感じていました。
 
 
 
 

私は航空会社は一社しか経験していないので、
私がいた会社の雰囲気はそんな感じでした。


会社によって雰囲気の違いはあると思いますが、
 
確実に言えるのは、
「楽器の練習はできないよ」
ってことですね
 

ステイ先のホテルに、
楽器持っていったら煩すぎますし、
 
フルートとかなら
まあなんとか持ち込めるかもしれませんが、
ヴァイオリンは厳しいかも。
 
お客様の荷物が入らなくなってしまうかもしれないですし、
なんというか、、、
ちょっといろいろな方面からの視線が辛い
と思います😂
 


もちろんピアノは
持ち運びできないですからねー!!

こんなのもありますけど
これで日々の練習は厳しいよ😂
 
ということで、
楽器を続けたい!と思う方にはお勧めしませんね。
 
 
 
 
じゃあ、私はCAになったことを後悔しているか
といえば、まったくそんなことはありません!
 
 
 
実は大学生の時でさえ、
私は自分のやりたい曲がわからず、
先生にいわれるままに弾いていました。
 
 
これではとても、音楽のプロにはなれない
と思っていました。
 
 
 
CAになって、色々な人、色々な場所を見て、
色々な経験をしたからこそ、
今、ピアノに対して熱い気持ちで
向き合えているのだと思います。
 
 
中断して、技術や知識はほぼなくなったことでしょう。
でも、今の自分で、
ピアノに向き合えていることが、

とっても幸せです愛飛び出すハート


これはやっぱり、
昔の自分が思い描いていた姿のひとつかなと
思うのです❣️


なので、
音楽系の勉強をした方で、
どうしても客室乗務員になりたい方


音楽のキャリアは確実に中断されますが、
得るものも大きいので、
そこはこう、
ご自分次第かなぁと指差し


現に私はまた
音楽を楽しんでいるので、
まぁ本当、
人生何があるかわからないので、

今やりたいことをやろう!と
お伝えしておきます🥰