皆さんは、楽譜、
何使ってます？？
私はショパンの場合は、
パデレフスキ版でした
学生の頃、
ショパンはパデレフスキ版！と
教わったので。
そもそも、
色々な会社から
色々な楽譜が出版されている中で、
どの楽譜を選ぶかは
基本的に
学習者の自由です。
値段もだいぶ違いますからね
ただ、
原典版と銘打っているものは、
作曲者の意図などを
研究によって裏付けして
出版しているため、
信頼性が高いです。
なにせ、
クラシック音楽ですから、
今のように書いたものを写真に撮って
PDFにしてアップ！
とか
そもそもPCに入力して作曲
とかじゃないんですよね
手書きで、書いたものを
印刷屋さんとか弟子とか
出版社の人が写したり
写す途中で間違えたり、
そもそも
作曲者が間違えて書いてたり…
今に至るまで、
様々な人の手を経ているので、
そこで間違いや抜け漏れも
余計な改変も
十分にあり得るわけです
そういうものを
なるべく無くして
作曲家が思い描いたような形を
研究によって裏付け、
出版したのが
原典版ということ。
↑こちらの島村楽器さんの記事がわかりやすいです
バッハの場合、
ヘンレ版
と、よく言われたものです
ただ、ヘンレ版、
開きやすくてとてもいいのですが、
表紙がボロボロになります
あと重い
経年劣化で紙がキタネー
私は大学に2時間かけて
通学していた時期があったので、
カバンの中でぼろぼろになったのだと
思いますが、、
そういえば
声楽専門の友達は、
置き勉していたなーー
そのへん、
声楽の人の諦めがすごい
とにかくボロい。
あと高くて重い。
通学2時間の者にとっては、
重くて何回も駅に捨てていきたくなる
レベルでした
ただ、バッハの場合、
ヘンレ版を推しておきます
さて、
ショパンの場合のパデレフスキ版
こちらは、比較的軽くて(これ大切)
信頼性もあります
なぜかというと、
あのショパン国際ピアノコンクールで
指定されているもののひとつだから！
私も、
ショパンの楽譜は
だいたいパデレフスキ版です
ところがですねー
ショパン国際ピアノコンクールで、
次第に、
もうひとつの
エキエル版が勢力を伸ばしてきまして、
私も気になっていたんです
でも、ショパンの中でだいたいのものを
パデレフスキで揃えてるしな〜
と思っていました
ですが、
ノクターンを弾いていて、
一体どうなっているんだ？！！
と思うことが。
実は私、
そこまで本腰を入れて練習しない曲は、
IMSLP(国際ライブラリープロジェクト)で
楽譜をダウンロードして
弾いています
パブリックドメインの曲が、
ダウンロードできます
iPadにPiascoreのアプリを入れると、
そのまま直接ダウンロードできます
ただやはり、
どこかの誰かが
スキャンした楽譜なので、
色々解釈が分かれるものは、
この音でいいんか？！！
みたいな楽譜もあります
ということで、
やはり、
信頼性欲しいなぁ
と、
初エキエル版。
ノクターンのパデレフスキ版は持ってなかったし！
やはり、
パデレフスキ版と比べると
お高め。
(ちなみに、アメリカだと逆転しているらしいです)
手にしてみて驚いたのが、
やはり解説？の充実がすごい！
ノクターンの1番が始まるのは、
34ページから！
解説の量やば！！
そして、軽いし、
ページの開き具合もいい
私、
パデレフスキ版で苦しめられている事が、
ページを閉じたい圧が凄すぎる
ことで。
弾いてると、特定のページを
見せたがるんですわ
エチュード弾いてる最中にこれを
やられるとかね
まだこのパデレフスキ版のエチュードは
生きが良いせいかもしれませんが。
エキエルは今のところ、
それはない。
他にも良いのが、
曲中に、注釈があり、
これはこの根拠でこの音ですが、
こういった根拠で、
こっちの音っていうのもあります
って示してくれているところ。
こちらの判断材料を
提示してくれるんですね
それが非常に
ありがたいです
ちなみに今、
ノクターンの8番を譜読みしているのですが、
結構細かい音続きで、
これはiPadではややこしいので、
本当に
エキエルのおかげでここまで弾けるように
なった気がします✨
エキエル版とは？
https://www.ymm.co.jp/import/Chopin_score/index.php#poland
やはり最新の原典版ということで、
紙の材質含め、
色々なところで
優れている楽譜だと思います🥰
資金に余裕があれば…✨✨
