まさかこんなに長くなってしまうとは…
前回は、なぜYAMAHAのCシリーズが欲しかったのか
について書きました。
一方でカワイは、
・鍵盤が重い
・音が落ち着いている
・ベーゼンドルファーに似ている
・ショパンコンクールの選定ピアノに使われている
とまあこんな感じです。
２０２１年のショパンコンクールで、
カワイの上位機種シゲルカワイを選ぶピアニストが多く、
特に
２位のアレクサンダー・カジェヴがシゲルカワイを弾いたことで、
大変注目されました。
そんなカワイのピアノのカワイトーン
私も好きではあるのですが、
自分の家に置くピアノとしてはどうなんだろう…
と考えてしまい、まったく候補に入れていませんでした。
弾いてみたら全然違った
候補に入っていなかったカワイのグランドピアノ。
大きさは、C3と同じくらいでちょうどよく、
お値段もお手頃でした。
とりあえず試してみよう…
と軽い気持ちで弾いたのですが、
もう、一音目から違いました。
とても気品のある音で、
カワイのピアノに感じていた、タッチの重さも気にならない。
このピアノだと、何を弾いても、良い感じに歌ってくれるのです。
普段と同じように弾いているのに、
ここまで違うのか！？
ととても驚きました。
そのカワイのピアノは、CA４０Aというモデルで、
その昔、カワイのピアノが初めてショパンコンクールに採用されたのを記念して、
作られたピアノとのことでした。
まさにショパンを演奏するためのピアノ、といった感じで、
いわゆる「カワイトーン」よりは明るい音で、
且つ、気品のある音色でした。
いやーーーもう
この音に惚れこんでしまいました。
あれほど、本番はスタインウェイだから！というポリシーだったのに、
そういう拘りは吹き飛びました。
このピアノを、家で弾きたい、
毎日弾きたい
そう強烈に思ってしまいました。
冷却期間
中古ピアノはとにかく、争いです。
早い者勝ちです。
そんな感じなので、営業マン、販売店の方からも急かされます。
が
なんとこのお店は
納得して購入してほしい
じっくり考えてほしい
毎日弾きに来てもいい
という、真逆の事をおっしゃるじゃありませんか！！！
なんて素敵なお店だろう。
ここで買いたい…
師匠の紹介だし…
ということで、お言葉に甘えて、
何度か弾きに行きつつ、
その間にYAMAHAのC３が入ってこないかな～なんて
思いながら、
ひと月くらい冷却期間を置きました。
やはり最初はYAMAHAを考えていて、
絶対YAMAHA！！！！！
というくらいの気持ちだったので、
なかなかすぐにはカワイに決められませんでした。
ただ、アップライトピアノを弾いていると、
この曲をあのカワイで弾いたらどうなるのかな～とか、
そういったことばかり考えている自分がいまして、
ああ相当気に入っているんだな
と思ったのです。
思い切って調律師さんに、
カワイで気に入ったピアノがあったのですが、
YAMAHAとの違いはなんですか？
と聞きました。
そうすると、
YAMAHAとカワイの違いは、ただの好みです。
気に入ったピアノであれば、どちらでも関係ないと思いますよ
と。
その一言で、ほぼ気持ちが決まりました。
そう、YAMAHAのピアノは子どものころから慣れ親しんでいて、
ピアノといえばYAMAHA なんて思うほど、身近なものでした。
それを選ぶ理由は、「YAMAHAが好きだから」ではなく、
「良く慣れていて、スタインウェイに似ているから」
（YAMAHA好きの方、オーナーの方、本当に申し訳ないです。
私もアップライトは２台ともYAMAHAです）
それに対してカワイのCA４０Aについては
「このピアノの音が好き。家に入れたい」
という気持ちでした。
もうこれは、あの子をお迎えしよう！
そう決めました。
そして、カワイのピアノについて知識がほぼなかったので、
ネットを駆使して色々調べ、
↑ぴあの屋ドットコムさんの動画は、非常に勉強になりました。
ピアノのスペックや特徴などをわかりやすく伝えてくれるので、
こちらで買わなくても、中古ピアノを買う上ではとても助かりました。
姉弟子にもそのお店にいって、そのピアノを弾いてきてもらい、
太鼓判をもらったうえで、ついに、
売約となったのでした～
諸事情あり、まだ自宅に搬入できていません。
自宅に搬入したらまた、
どんな感じなのか書いていきますね！
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
中古グランドピアノを買う前に読んだ本↓
調律師さんお勧めのお店（私は別の店で決めましたが）
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