17軒の班で後期高齢者が14名。空き家三軒、介護の要る人四人、施設に入った人三人。これが我が班の実情である。健康そうでも医者通いしない者は稀である。
小さい子供の声など久しく聞いたことも無い。
この小さな一班の状況は、社会問題となる現代の縮図とも言える。元気で歳を重ねるうちは、高齢者の特権とも言える「若い時分にはよく頑張って働いたんだ」と言うゼッケンを背中にぶら下げているが、介護が要るようになると、どんな経歴をもっていようとも、ただの老人でしかない。
例外などない。明日は我が身かも知れないと思う不安が、次第に膨れ上がり、日々の行動が萎縮しがちになってしまう。
今日も元気でいこう! と自分に声かけをして1日が始まる。そんな私にも残暑は例外なく厳しい。だが、「老人」と呼ばれたくは無い。「暑さ寒さも彼岸まで」負けられない。
