番外編 | 相葉雅紀に首ったけ

相葉雅紀に首ったけ

人間・相葉雅紀を心から尊敬し愛してしまったシングルマザーです。
あいばか娘と共に、相葉ちゃん漬けの毎日を送っています。
初めての方も気軽に遊びに来て下さいね♪

 

 

 

 

 

リミットだった金曜日。

 

あれから4日経った今日が、もう既に一月前に感じられる。

 

 

 

 

ホッとしたのだろう。

あの時までのことが、遠い過去の様な気さえしている。

 

 

 

 

ー番外編ー

 

 

 

 

リミット前日の木曜日。

寝たのは深夜の3時頃。

超多忙な雅紀だって寝ているだろうなぁ。

 

 

 

6時台に目が覚めた。

夜中に降り続いた雪で、外は真っ白な銀世界だった。

そして直ぐにレポートを思い出し不安になった。

 

 

 

どうしよう・・・・・・

もしレポート完成は夢で、この雪のように真っ白だったら・・・・・・・・

 

 

私は飛び起きてレポートを確認した。

・・・・・・全部書いてある!

あ~夢ではないんだ。

 

 

 

そして仕事から帰って来て、レポートを持って行くことにした。

なんせ今日は締め切り当日なのだ。

 

 

 

雪の降った日の空気の冷たいこと。

午後は雪が融けかけ道もグチャグチャの中、乗り継いで行く。

寒いけど、手がかじかむけど、大変だって思わない。

 

 

 

 

学校では、担任の先生がとにかく私に労いの言葉をかけてくれた。

ここまで来るのに、何度も学校から自宅から電話をかけてくれた先生。

 

 

そしてその度に私も現状報告をしてきた。

「先生だめかもしれないです」  「先生やる気になりました」

何度となく繰り返し、その度に2人で一喜一憂したものだ。

 

 

その過程を、教頭先生にも全て報告がいっていたのだろう。

途中でその教頭先生が顔を出したのである。

 

 

目が合うなり私に聞いてきた。

「どうですか? 今どんな感じですか?」

 

 

 

私と担任の先生が答える。

「今日全て持ってきました!」

 

 

すると教頭先生は目を見開き、大きな声でおっしゃった。

 

「そうですか! やったんですか! 素晴らしい!」

そう言うなり満面の笑みで手たたき喜んでくれたのである。

 

 

 

教頭先生がおっしゃるには・・・・・

ボンバーは職員室で何かと話題になるらしい。

ちょっとした有名人らしいのだ。

 

 

病気で転入してきて、行事に行けなくて1人別メニュー。

そのボンバー1人のために会議を開いてくれていいるのも知っている。

 

 

どうやったら無理なく出られるか。

出席できなかった分は、どう無理なく振替できるか。

会議中に電話がかかってくる事もあった。

「こう考えているんですけど、お母さん的にはどうですか」と。

 

 

 

 

 

この高校の先生たちは、どうにかして高校を無事に卒業してほしいと願ってくれている。

 

ボンバーにどうにかして高校卒業資格をと、願ってくれている。

 

 

 

 

ボンバーよ

どうか響いてくれ

 

 

 

 

教頭先生は、私がほとんど頑張ったことも知っている。

でも本来はこれではいけない。

私は「こんな甘ちゃんに育てたのは私で・・・・」そう責めた。

 

 

 

でも教頭先生は寛大だった。

「お母さん、本当にやる気がなかったら書かない」と。

「心のどこかでその気持ちがなければやらない」と。

本人は頑張ったんですよと・・・・・

 

 

私のこともボンバーのことも決して否定はしない。

今を受け入れて、最善の道を模索してくれる。

 

 

 

ボンバー聞いてよ

これ以上親身になってくれる高校はないよ。

先ずは自分の為に。

そして余裕があれば、周りの想いを感じてほしい。

 

 

 

 

 

 

長かった私の最終章はこれで終わる。

だけどこれはあくまでも2年生としてだ。

 

 

春からは、また新たに第1章が始まるのだ。

無事に月日が通り過ぎて行くとは思っていないさ。

 

 

不安になる度に、悲しくなる度に

ここに来て泣きつくかもしれない。

 

どうかその時は遠くから「しっかりしろよ!グー」と一発ください。

 

 

 

 

 

最後に、教頭先生が出て行く時に言った。

「お兄さんも今回色々と大変でしたね。  お兄さんがこの学校を見つけてくれたおかげで、今こうしてボンバー君は頑張ることができてますから。  お兄さんによろしくお伝えください」

 

 

そんなことまで覚えていてくれるんですか。

そこに感謝までしてくれるんですか。

私がシングルで、兄が男親の代わりになっているのも知っている。

 

 

ボンバーも「あの先生はめっちゃいい人」って言う程だ。

ならば、信じてあと1年頑張ろうよ。

 

 

さて、ほっき家にはどんな1年が待っているのだろうか。

 

 

それでは、またね。