「袋田の滝」のバス停「滝本」を14:15に出発した我々は14:22に袋田駅へ到着。
駅前にはバス停らしきものはなく、当然のように駅舎の入口の真ん前で停車した。
次の目的地「月待の滝」がある下野宮駅まで行くために再びホームに向かった。
【袋田駅】
そこへ待っていたかのように14:27発の水郡線、郡山行がホームに滑り込んできた。
【常陸大子駅】
【三郡線の車両切り離し】
常陸大子駅で2両編成が1両編成に切り離される。
列車はここから郡山駅まで僅か1両での運行となる。
2両目から1両目に移動する乗客で車内は異常に混み合ってきた。
【下野宮駅】
車内は旅行者らしき人達で混み合っていたので、下野宮で一緒に降りる人もいるかとおもったが、降りたのは私とツレの2人だけであった。
月待の滝はテレビなどでも照会されていて有名なはずだが?
駅舎は立派だが町内会の集会所も兼ねた無人駅だった。
駅前にはロータリーはなく車が数台置けるスペースがあるのみであった。
【三郡線の鉄橋】
旅館や商店街らしきものはあるもののシャッターがおりていて、人影もなく、すれ違う車さえもほとんどない。
八溝川にかかる三郡線の鉄橋を横目に川を超えると、住宅さえみえなくなった。
【三郡線の線路】
道路のすぐ脇を何の仕切りもない状態で走る三郡線を目印に水戸方面に歩いていく。
何も通らない線路と、人も車も通らない道路をひたすら歩いていると、世界からすべての人が消え去ってしまったかのような錯覚に陥る。
【踏み切り】
駅から歩くこと30分、三郡線を横切る踏み切りが見えてくる。
【台風で増水した久慈川】
踏み切りに続いて、三郡線に沿って流れる久慈川を渡る。
川は昨日までの台風13号の影響で、増水して濁っていた。
この辺りのはずだが、一向に滝のある気配はない。
【月待の滝看板】
見渡すと道路脇にポツンといかにも手作り風の看板が立っている。
実はこの手作り風の看板は下野宮駅からずっと続いていて、距離を示していた。
いよいよ「すぐ」の標示となったのだが、どこをいけばいいのか?
とりあえず、もみじ苑と書いてある私有地と思われる民家を横切り中へ分け入り、歩くこと5分で「もみじ苑」が姿を表し、お店の敷地と思われるテラスを通り抜けるとよえやく滝が姿を現した。
【月待の滝】
月待の滝は公共の施設ではなく、もみじ苑が独自に管理しているもののようだ。
施設を利用しなくても無料で見学できるのはむしろ良心的だ。
【裏見の滝】
この滝は高さはそれほど無いが、濡れずに滝の裏側にはいって眺める事ができるのが売りとなっている。
【大水量の滝裏】
「もみじ苑」はお蕎麦や流しそうめんで有名らしいが、
袋田の滝の昔屋のけんちん蕎麦でお腹がパンパンとなっていたためビールのみいただく。
17:32まで下野宮から水戸へ行く列車はないので、滝を眺めながらビールを飲んでゆっくりすることとした。
滝見に訪れる人は多いとはいえないが、入れ代わり立ち代わりでやってきて人影はたえることはなかった。
とはいえ、歩いて訪れるもの好きはいないようで、帰路も下野宮駅から乗車したのは我々だけであった。
往路はゴーストタウンかと思われた下野宮の街であったが、「KONISHIYA」というコンビニエンスストアを発見!
炎天下を歩かされて文句たらたらのツレをなだめるためにアイスクリームを食べて一息つく。
閉まっていると思われた駅前の旅館も夕方からチェックインする客を迎える準備のためか、女将らしき人が忙しそうだ。
17:32 下野宮駅発 水戸行の水郡線乗車。
19:07 水戸着。
19:40 水戸発 上野行常磐線乗車。
21:43 上野着
21:54 上野発 小田原行上野東京ライン乗車
22:20 川崎着
こうして、最後の夏の「青春18きっぷ」か終った。