沼津9:35発の三島行に6分程乗ると乗ると三島に到着した。

三島という地名は、三島大社や井上靖の小説「しろばんば」に続く、「夏草冬濤 」「北の海」の舞台として昔から知っていたが、実は日本有数の水の都であるといえことをつい最近知った。

一万年前の富士山の噴火で流出した溶岩は箱根の山に遮られ、三島へと流れ込んだ。

冷えた溶岩の流れはそのまま固まり、今も富士山の雪解け水が、その溶岩の隙間を通り、その上に建つ三島の至るところから湧き出ていると言われている。

【駅前の湧水】

駅前では、早速湧水のお出迎え。


【三島駅】

駅は三島大社をイメージしているのか、神社風の凝った造りになっている。


【三島1日券】

三島スカイウォークに行くのであれば、特定ルートのバス乗り放題の「みしまるきっぷ」を買うのが手っ取り早い。

スカイウォークまでの片道が¥570なので、往復すれば元が取れる。

駅前の観光案内所できっぷを購入すると、10:15に5番線から元箱根行のバスが出ていることを教えてくれた。

【東海バス】

三島からバスに乗ること25分。何もなさそうな深い山の中を登っていくと突如スカイウォークが姿を現す。

【吊り橋】

入場料¥1,100を払い中へ入ると長さ400 メートルの巨大吊り橋とパノラマが広がる。



富士山が見えれば圧巻だが、富士山があると思われる方向だけ暑い雲がかかっていて、残念ながら見ることはできない。

だいたいにおいて富士山というものは、見たいと思った時には見えないものだ。



橋の上に立つと床は一部金網になっていて下を覗くことができるようになっている。




揺れはほとんどなく、車椅子の人もも無題なく通過していた。



橋を渡っていると突如として「助けてくれ〜」という悲鳴が沸き起こり、何かと思い目を向けると、ロングジップスライドというアトラクションで、ほぼ橋と同じ高さをロープ1本で滑り降りている男性の悲鳴であった。

御気の毒様。You asked for it.

【橋を渡ったところ】


橋を渡るとショップや、先程の「ロングジップスライド」の乗り場や、アスレチックなどさまざまなアトラクションが用意されている。

この吊り橋を設計、建設、運営しているのは、フジコーという、地元のアミューズメント企業だそうだ。



じっくり見学したいところではあるが、先を急いでいたので、そらソフトクリームのみで我慢することにした。

因みにそらソフトクリームは橋を渡らないと買えない。渡る前、あるいは渡った後だと、星ソフトクリームしか売ってないので要注意だ。

帰りのバスは、三島の観光案内所でもらった時刻表を見ると、11:44発だった。

私は、再び三島駅へもどり、柿田川湧水池公園へと向かった。