『聴く』 


十四の心と書いて、聴く。


ついつい、相手の会話の途中で自分の言いたいことが
先行しがちになる。

相手がしゃべっている最中にすでに相手になんて言おうかと
考えが巡ってしまっている。


だれかが言っていた言葉。

人間には口が一つに耳が二つ。言葉を発するよりも
聴くことが大切なんだ・・・と。


漢字ホメールのもう一つの顔、それが医療者としての顔。
この医療従事者として働く中で、一番重要になってくるのが
この「聴く」という行動。

こんなに辛いんです。しょぼん
こんな悩みがある。カゼ

人それぞれたくさんの悩みがあるようです。
僕は昔そのすべての相談に対して、
なんと答えるか
が大切であると思いこんでいた。

そして、話を最後まで聴けなかった。
言い直すと、我慢ができなかった。

自分の主張が先行していたときには、
会話をしていた相手は不完全燃焼のような表情をされる。
自分の主張を途中で止められた人は余計に気分を害する。


そんな経験をしてきたのが、約3年前の僕。


最近は、少し考え方を変えてみた。
とにかく最後まで話を聴く。
相槌はうつが、自分の意見は述べずに
とにかく聴くことに専念してみた。


すると、あら?と思うことが増えてきた。

患者さんが、自ら答えを導きだしてきた。
(もちろん、一回程度では答えがでない人が多いが…)

そして、何もしていないにも関わらず、

ありがとうニコニコ

と、声をかけて帰っていく。
これは・・・、どういうこっちゃ!??


きっと、ただただ聴いてほしかったんでしょうね。
答えを求めているのではなく、自分の胸の内を
知ってほしかったんでしょうね。


医療者として、僕は一日14人くらいの人には出会います。
だから、せめて一日に出会う14人くらいにはこの「聴く」を
実践するようにしています。

もちろん、僕自身も聴いてほしいことがあるので
奥さまを捕まえて、話を聴いてもらっています。

その代り、聴いてもらった時には

「ありがとう」という言葉と一緒に
奥さまの話にも「聴く」を行います。


まさに相互作用。持ちつ持たれつですでおじゃ王様


特に男性諸君!!
女性は答えを出してほしいとは思っていないでおじゃよ!
ただただ、話を聴いてほしいだけでおじゃよ!
心理学をかじっている人ならばわかっているとは思うでおじゃが、
女性は解決脳ではなく、共感脳であるということを
お忘れなく!! でおじゃ王様