啓蟄
(けいちつ)ことば
啓蟄は、3月6日頃から20日頃まで
”陽気地中にうごきちぢまる虫穴をひらき出れば也”
(暦便覧より)
暖かくなって
冬眠していた虫(蟻・地虫・蛇・蛙)などが
穴から出てきますよ~というお知らせ
この土の中にこもっていた虫のことを啓蟄といいます。
”見かけたら、いよいよ春の合図をしているのだから、
間違えて踏んだりしないでね、よろしくね”
という感じでしょうか。
万象いきいきと、陰(冬)から陽へと反転となります。
土も輝く表情へと変化し、自然に啓蟄が穴から放たれるのです。
虫たちが動くのでなく、
大地たる陽となった振動と、太陽のエネルギーや明るさが春仕様となって
地下から地上へ引き上げられるという具合でしょうか。
もう少し眠っていたい・・と思う虫たちもいるのかな。
ですが、虫たちにも、お役目があり存在意義があるのです。
楽しくもやりがいとして。
この時期は、雨も多くなるともされますが、
しばし少ない・・
春雨という美しい景色がはじまるのですが
好雨という響きのいいことばもあります
春は、やわらかな匂いがします
その雰囲気は、弧のかたちをしていて、その空間に入ると
穏やかなリズムが聴こえてくるような感覚
無音に近い微かなリズムや音は、
きっとこの啓蟄たちの音からはじまるのでしょう。
・窓に射す日差しライン
・春日和と洗濯物のコントラスト
・休日に春の空を響かせるチャイムの方角
・春の雨の予感たる匂い
明るい気持ちへと誘う春色の言葉たちが
いっせいに現実に溢れ並びはじめます。
春キャベツ 菜の花 新玉ねぎ
桃、花ほころび 梅 春雨 春一番
春はあけぼの 春待つ うららか
さらに
自分ならではの・・
ゆらぎ肌 春の宙 素足 春くしゃみ
芽吹く木々 ひこばゆる
けいちつ
言葉の表情からもみてみました
ずばり陽であり溌剌と明るい表情と開放的な響きがはなたれています。
暗さや重たさほぼ存在せず、静なる世界もない。
ただただ活性する音が弾いていて、リズミカルに爽やかさが添えられています。
厳しさを感じる表情も捉えられています、これは冬ならではの響きを指しながら
時節繋ぐための大切な隠し味のようなものとなります。
ただ溌剌と明るいだけでない響き、そこには大切な生命たちが厳しい冬を乗り越えた
余韻の音が美しく秘められているからこそ陽が引き立っている響きなのです。
芽吹き、始まるあどけない春の匂い
そして満月が重なり合った時間
爽やかな開放の香りがします。
<啓蟄ことばと香しさ>
※二十四節気は、1年365日を15日ずつに区切ったものでその区分点を節気。
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現しているといわれています。
二十四節気や節句は、神さまに通じるおこないともいわれ
それぞれの時候や四季の流れにゆだねながら、各地域や村や町では
神さまに関わる様々な催などもされているかと思います。
日本の上代には暦はなくて、自然暦。
690年以降、日本は中国から渡来の太陽太陰暦の旧暦
新暦は太陽暦明治5年以降になっています。
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