お正月は
2つ、3つもあります
お正月のことばを想像すると
新年、初日の出、初富士、小正月・・
まだまだたくさんあります。
新年&お正月といえば元旦のお正月
そして、1月14日の夕方から、15日にかけて祝れる正月
「小正月(こしょうがつ)」
15日の日を「女正月(をんなしょうがつ)ともいいます。
また20日を正月とする地域もあるようです。
火と水の再生とのこと。
歳神と共に過ごす
この「晴(ハレ)」の
晴の場が、
綺麗にお掃除をし新年を迎えます。
「晴着」を身につけ「晴」のもの(お餅など)を食べて晴なるものを飾ります。
そうすることで、晴の時空間になります。
そしてそこに、神がきてくださるとのことです
目出度く過ごして、生命エネルギーを新たに手にします
新しい年を迎え入れた後は、普段の生活へと戻ります。
※古代、普段の生活日のことを「褻(ケ)」といいました。
ハレとケ
現代になっては、お正月関係なく変わらずも働いたり、
普段どおりの日常の方
何ら行事に携わる方など、様々な日々かと思います。
1月15日は、
お正月も締めくくりでもあって
飾られた寺社のしめ縄などを手にして福や幸となる行事や
今は少なくなりましたけども年賀状の当選番号発表の日でもあります。
新年のことばには、言葉に秘められた歴史や文化もあって
学んだことふくめ、綴らせていただいています
”日本の新年は、復活と回帰の時である”と、私たち祖先
時間は、過去から未来へと流れるのではなく
1年という時を単位として円環するという考えをもっておられました。
終わりが大晦日であり新年が始まり
太陽や月、水、木々、石、風、鳥、花
自然も人間も新しい命を得て再生する。
そして、
神々もまた新しい力を得て 「正月の神 歳神」として
人間界に君臨してきて1年の幸を授けてくださるようです
それにあたって
お寺、神社さんでの行事しきたりには
奥ゆきある意味のある大切なことをしてくださると感じました
新年ならではの風習は、
平安朝にまでさかのぼると
月読命(つきよみのみこと)が持っている若返りの水ではありませんが
旧年に穢れた火と水を捨て、
新しい静なるものに取り替えなければならず、
新年に「若水」を汲んでいたそうです。
そして、邪気を払うために飲む。
火と水の再生であり、
晴(ハレ)の時空
日本ならではの神々しい世界観を感じます。
さらに旧暦での捉え方ですと、
2月3日立春が新しい年
伝承されていることが素敵であり
大切にしているという和らぎのある町の雰囲気
地域安心をもらい
心が清らかになり、整えるということの機会になります。
初富士は縁起がいいと感覚でわかっていて
わくわくすることがありそうな心地になれる
不思議なみえない力
除夜の鐘を聞き、区切りとなり
新しい年を感じることができる。
晴(ハレ)という大切な時空
これら情緒や情景など
東洋さらには
日本の言葉(和語・祖語)だからこそ
感じることができるそうです。
簡素化や合理化効率化、
無駄という言葉で片づけられない世界。
歳時記に並ぶ新年の言葉が
ワクワク弾むように
今年も活き活きと輝き続けています。
このような言葉を知り学びを教えてくださった亡恩人
そして亡俳句先生など本当に感謝ばかりです
今はもうこの疑問を知りたい、この背景を聞いてみたいと思えどもできませんが
本や学び書などを何度も読み返しては
言葉の奥ゆきと行間などからヒントをもらいつつであります
しんねん
(新年)
言葉の表情から捉えてみました
驚いたことに「晴れやかさ」というお正月ならではの感情が
歴史そして晴(ハレ)が情緒となった表情として捉えられているのです。
もちろん浄化、清らかな表情そして陽の躍動が溢れる表情があり
生活文化として誰もが楽しめる響きとなっています。
新鮮なリズム、明るさの開放すべてがしっかりと響き合い捉えられているのです。
祖先たちとの切れそうで切らない1本の繊細な糸が凛として強くもピン!と、
高尚な音色となってきこえ表現されています。
冬の風情の”冷っ”とした時季の余韻といそいそする音は新年準備と賑わい。
渋さの抒情に歳神近づく音が異質感となって表現されています。
清き躍動に晴れたる陽の匂いが高まりあい和やかな香しさがします
祈りに似た、けど明るい祈りの香り。
ご多幸となりますように
「しんねん」「しょうがつ」ことば