TODAY'S
 
いつまで経っても変わらない

 

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

先日、昔の常連さんから物凄く久しぶりに依頼が来ました。

コロナ禍に入ってからはピタリと利用しなくなった方ですので、軽く4~5年ぶりくらいです。

この方は旦那さんがキーパーソンで奥さんが高級な有料老人ホームに入所されているのですが、

元々は奥さんの通院やリフレッシュ等で頻繁に利用してくれている夫婦でした。

以前にも言及したことがありましたが、昔は旅行とか息抜きの外食とか、ポップな仕事が好きだったのですよ。

今はガチガチの病院色で民間救急と名乗っていますが、それはコロナ禍に入ってからの方向転換なのです。

(これは何に重きを置いていたかな話で、今まで全く病院関係をしてなかったという話ではないですからね)

何故かと言うと、ポップな仕事のニーズが突如としてゼロになったから。

減ったとかではなくほぼゼロですね。

こういう仕事のニーズをメインにする為に在宅系に重きを置いていたので、当時は「皆薄情だなぁ」と思いつつの方向転換でした。

結果的には売上も上がるし、安定しているし、コロナが逆に追い風になったので結果オーライではあったのですが、

今回は方向転換する前のお客さんです。

本当に久しぶりだったのと、少し不謹慎かもしれませんがまだ生きていたのかという2つに驚きがありました。

それで実際に会ってお話してみると、なんとこの奥さん、コロナ禍に入ってから初めての外出だったらしいのです。

今回の依頼は個人のクリニックへの受診だったのですが、それすらしてなかったという。

完全にこの5年弱施設に引きこもっていたそうな。

刑務所ですら入所中は社会活動をするわけですが、介護施設で一切の自由が制限された場合は私はほとんど独房と変わらないと思うのですよ。

何をするでもない、ただ飯食って排泄して寝るだけの日々。

独房で5年間・・・

よほどの重罪を犯した人とあまり変わらないじゃないかと。

ここの施設は結構お高めの介護施設なわけですが、毎月高額なお金を支払い、それで独房生活を強制されるわけで、失礼かもしれませんがただの変態にしか見えません。

その間にお亡くなりになった方も大勢いらっしゃったかと思います。

これはこの人だけに限った話ではないのですよ。

というのも、「以前はここの施設に良く来てたんですけど」みたいな会話の流れで、

ご主人は「今はどこの介護タクシーさんも来てないですね」ということだったからです。

他からの情報も踏まえますと、完全に施設の方針なのですよ。
 
最初は反発もあったみたいですが、徐々に老人たちも諦めたのか洗脳されたのかで、今は一緒になって行動制限中。

利用する側は、自由を制限される=刑務所と同じ、という感覚、

そして提供する側も、高額な代金を頂き監禁している、という感覚、

双方のこの感覚が麻痺しているから、今になってもこの構図のオカシサに気付かないのだろうと思うのですが、

いつか双方が自由を制限することの意味を理解する日が来ることを心より祈っています。

お先短い人生の最後が刑務所っていうのは、あまりに残酷だと思う私の感覚がズレていなければの話ですが。

ワクチンを何度も何度も打って(打たせて)それでも尚行動制限をしているわけですから、なんとも馬鹿馬鹿しい現状です。
 
そして4年半経つのに、医療・介護の業界は微々たる変化しかありません。
 
本来はコロナ禍突入時と同じように、元に戻す時にも先頭をきって変わらなければいけない業界なのにね。
 

おわり
 

 

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