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身近に迫る海の異変(今後はシガテラ毒に注意かも)

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

私は子供の頃から釣りが好きで、長年釣りを楽しんできました。

介護の事業を始めたばかりの頃は忙しく数年間のブランクがあるものの、情報は逐一仕入れています。

実は近頃、海であり得ない異変ばかりが起こっているので、その話をシェアしようと思います、今後のご参考にしてください。


1)タマンが釣れた

皆さんタマンという魚はご存知でしょうか。

図鑑はこちらなのですが、タマンは釣り人の間では割と有名な魚です。

強烈な引きをするので、磯のダンプカーとか呼ばれていて、食べてもとても美味しいお魚。

この魚は熱帯・亜熱帯に生息しているので、タマンを求めて沖縄とか奄美に釣行するなんて話も珍しくありません。

それが・・・

最近、相模湾で釣れ始めたのだとか。

先輩から写真付きで送られてきました。

今ローカルでは相模湾でタマンが釣れ始めたということで、狙いにいくアングラーも増えているようで(私も行こうかな)。

見た目を見れば分かりますが、本来関東で狙える魚ではないのですよ。

伊豆諸島では以前からちらほら釣れていたようですが、まぁ明らかに異変を感じます。

更に驚くことが。


2)巨大メジナ

メジナ(別名:グレ・クロ)という魚は日本の広い範囲で狙える磯釣りの人気魚種です。

食べても美味しいし、引きが強く、数も釣れる。

毎年全国各地で大会が開かれているほどで、スポーツ感覚で楽しめます。

私もこのメジナ釣りは相当やり込んだのですが、残念ながら関東では数は釣れても型が出ません。

私の長年の感覚でいうと、15年程前までは40cmを超えるメジナを釣ったら魚拓を取ったり、写真を撮られて、釣り宿に飾ってもらえました。

私が行っていた船宿(沖磯への渡し船屋)では毎日毎日メジナを求めて釣り人が訪れる中、1年を通して40オーバーは1~2枚程度。

当時は本当に伝説級だったので、30cmを越えてくると良型だったのです。

それから私は船釣りに転向してしまったのですが、上記タマンを釣った知り合いの釣果写真の中に60cmほどの巨大メジナの写真が・・・。

更に昔行ってた釣り宿のホームページを久しぶりに覗いてみると、

>昔は全然釣れなかった良型グレが結構釣れるようになってます

という文言とともに、たくさんの40オーバーの釣果写真が。

そう、今はなぜか良型がバンバン上がっているようなのです。

魚は育つから当たり前だろw」と思うかもしれませんが、この魚の生態って面白くて、ある程度大きくなると南に移動するようなのです。

だから良型は関東では滅多にあがらず、大型釣りで有名なのは四国の方ですね。

ですから昔は、40オーバーの良型を求めて四国や九州に遠征に行くなんて話は良く聞きました。

それが、今では遠征せずとも良型に出会えるのだから、昔から親しんできた私からするとあり得ない変化の1つです。


3)巨大マグロ

マグロについては昔この記事でお話したことがありましたね。

今、相模湾では大型のキハダマグロが釣れます。

一昔前なら日本でマグロを釣るには青森等から遠征して黒マグロ(本マグロ)とか、沖縄等に行ってキハダマグロしか選択肢は無かったかと思います。

キハダマグロというと、どちらかと言えば温暖な海外に行って釣る魚というイメージもあったほどです。

それが10~15年ほど前に、突如として「マグロが釣れ出した」という噂話が流れます。

しかしその噂は本当で、当時はキメジと言って10kgにも満たない子供のマグロがポツリポツリ釣れ出したのですが、徐々に釣れるマグロが大型化。

その頃から相模湾ではマグロ釣りが盛んになり、今ではマグロ専門の遊漁船がたくさんあり、夏の風物詩と言っても過言ではなくなりました。

私は毎年このマグロ釣りに出かけますが、それはもう凄い光景ですよ。

船からは陸(湘南)が見える近場の湾内で、巨大マグロがバシャバシャ跳ねているのです。

その様子はこの記事でも書いたことがありましたよね。
 
更には、その過程でイルカの群れにも出くわすし、今年は20kgのシイラを釣り上げたこともあります。

ここは相模湾ですからね、もはや別世界だなと。

しかし、今年のマグロ釣りは、とある異変がありました。

マグロは色々な魚を捕食しますが、基本的にはイワシパターンか、トビウオパターンが多いです。

イワシパターンだと大量のイワシが団子状になるので、キハダマグロがその周りをグルグル回りながら捕食する為、とても釣りやすいのですね。

トビウオパターンだと、トビウオってすんごい勢いで逃げ回りますから、それを追いかけるマグロも必死。

更にそのマグロを船で追いかける我々は正直無理ゲーなのですよ。

ナブラを見つけて着いた頃には終わっていて、一日中鬼ごっこになるので、トビウオパターンは絶望的です。

経験上イワシパターンでしか釣れません。

でも今年は・・・イワシパターンが1度も無かったのですよ。

要するに、イワシが少なかったのです。


4)ブリの異変

ブリは出世魚ですから呼び名は色々で面倒なので、ひっくるめてブリと表現させてもらいます。

ブリの面白い話はこの記事で紹介したことがありましたね。

私は千葉県の外房にもよく行くのですが、外房のあたりには大体秋くらいからこのブリ釣りに出かけます。

そこそこ大型の青物なので釣るのも楽しいし、食べておいしいし、数がいるので出会える率も高いので、めっちゃ楽しい釣りなのです。

私のハンドルネームの由来は、このブリを釣ってしゃぶしゃぶで食べている時、ブログを始めようと思ったからです。

(ブリしゃぶはぽん酢で、デザートが生チョコだった)

それくらい大好きなお魚。

外房は本来だと黒潮と親潮がぶつかり合う海域で、毎年この時期になると、とんでもない数のイワシが入ってきます。

それはもう凄い数で、魚探が真っ赤になってしまって、船長さん方は毎年「イワシトルネード」なんて言って宣伝していました。

そのイワシを追いかけて、ブリや大鯛(超大型の真鯛)、クジラなんかも外房には回遊してきます。

しかし、今年は全然駄目。

回遊魚が殆ど来ていません。

というか、イワシが入って来てないのです。

だから船長は肩を落として「こんなんじゃ商売にならない」と言ってました。

北海道ではブリが爆釣らしいよ」とも言っていて、まぁこれに関しては一時的なものかもしれませんが、釣れる魚の変化はここにもあるのだなと察しました。


5)イワシの異変

このようにブリの変化はある意味当然のようです。

 

北海道の海岸に数千トン規模の大量のイワシが打ち上げられてしまいました。

よくこういう光景を見ると地震が~とか、放射能が~となりがちですが、これは私的に見ると海水温の変化によるものかもしれません。

というのもイワシはとても弱い魚なので、適温を求めて動き回ります。

その適温の海域が、今年はなぜか北海道だったのでしょう(だからそれにつられてブリが大量に釣れ出したと予想しています)。
 
また、先ほど外房の話で黒潮と親潮がぶつかる海域と表現しましたが、この潮にも大きな変化が生じているのかもしれません。

しかしイワシの数が一極集中しすぎてしまったせいで、海中の酸素濃度が低下して集団死が起こり、岸に打ち上げられた、みたいなことだと私は思います。
 
 
とりあえず実例はこの辺りにしますが、長年釣りに親しんできた私からみたら海は明らかに近年急激に変化しています

感覚で言うと、関東周辺の海が沖縄化して、北海道あたりの海が関東化している感じでしょうか。

まぁ幸いにも魚が居なくなるという事態ではないですから、適応しながら釣れる魚を楽しむだけですが、このような変化が起こると、1つ注意しなければいけないことがあります。

それは食中毒。

例えば沖縄では、超高級魚のイシガキ鯛を食べることができません(おそらく石鯛も好まれない)。

それはなぜかというとシガテラという毒を持っているからです。
このシガテラ毒は生まれつき持っているわけではなく、熱帯や亜熱帯の海域に住むプランクトンが出す毒を、食物連鎖の過程でその海域の魚の体内に蓄積される現象です。

ある側面ではフグと同様ですね。

フグみたいに食べたら死ぬような毒性ではないものの、後遺症が残ることもある毒なので厳重注意となっています。

地元の人は自己責任で今まで通り食べる人が多そうですが、沖縄と関東との常識はまるで違いますでしょ。

こっちではシガテラ毒はあまり観測されていないので、まだ一般に周知されていないだけ。

つまり何がいいたいかって、環境の変化に伴い食卓事情も変わるのは当然だろうという事。

個人的にはそろそろ要警戒かなと思っております。

コロナ禍を経験した我々には、事象が発生したらどのような結末を招くのかは、想像できる方も多いのではないでしょうか。

長くなりすぎたので、シガテラ毒を回避する為の知識や、ここから先の詳しいお話はいつも通り裏記事で書かせてもらおうと思います。 
 

おわり