浅間神社へ
奉納の為の刀絵です。
刀にて、花を咲かせるように。
ある程度まで進めると、
木花開耶姫が神上がる際に身投げした
噴火口の光を感じ、涙が溢れて出て
作業を中断してしまう事もありますが…
花冠の桜を、ひとひらひとひら
丁寧に切り起す事が
姫神への鎮魂歌になりますよう信じ
真心を込めて刀を握ります。
あまないて
あまなるや
「祈りとは、神の“意に乗る”こと」
そう教えて下さったのは敬愛する倭瑠七先生。
飛鳥時代より1400年続く
倭の舞と「水の月映しの儀」を継承される
舞踊家の倭瑠七先生です。
その言の葉の通り
わたくしも、姫神の意のまま
“意に乗る”様にして
紙を切り起こします。