敬愛する北口本宮富士浅間神社
ご奉納の為の刀絵です。
以前、アマビエの刀絵を
北口様へ奉納した際に
宮司がそっと教えて下さったお話し…
「蚕神でもある木花咲耶姫の花木は、
桑の木でもあるんだよ」
との言葉をうけて、
木花咲耶姫のお髪には
桑の葉を添えております。
富士吉田は絹織物でも
有名な街です。
機織りは、皇妃の大切なおつとめ。
お蚕様は
“天の虫”と書きます。
きっと、コノハナ様も
背の君である天孫ニニギ様へ
絹織物をお作りになられたのでしょうね。
コノハナ様へ花木をお持ち頂く為に
刀を進めておりましたが…
刀の勢いのまま進めてゆくと、
花木ではなく
桜を纏った鹿の角になりました🦌
鹿は神聖な存在ですし、
何かしら意味がありそうと思い
調べたところ
北口本宮様には、
“神鹿まつり”という祭事があるそうです。
春日大社との縁深く
1991年からの祭事ですが、
木花開耶姫と鹿の関係は深く
宮下文書には、
鹿に乗る木花開耶姫の描写もありました。
御子様をお産みになられた後
噴火口へと向かう為に
鹿の背に乗るアダツ姫…
胸が押し潰される想いがするのは
そのせいかも知れません。
花木が、鹿の角として
刀絵に出てきたのも
何かのメッセージ。
刀が入るまで、どんな絵になるのか
作家もわからないのが
絵との対話するようで
本当に嬉しい瞬間です。
いやさか🌸