神代の朝は、心地良い夜“ひ陽”を受けてからこそ、月は輝ける。懐く鏡は、白銀の輝き。奥ゆかしい美しさを放つ月。神代の朝に刀を握ると夜の音が心地良いです。舞台をしていた頃は、総合芸術が楽しくて家族みたいに、皆んなで創作してそれでも個々が、それぞれを引き出し合って共鳴が楽しかった思い出があります。刀絵は、誰も観ていない聖闇の中で幕が上がるからこの時間は、姫神と向き合う時間を過ごします。神代の桜が咲く時期は短くも永いから大切に向き合いたい。明治節、文化の日の夜にそう感じました。