宮崎貞行先生の著書「宮中のフトマニ歌占い」


こちらの、宮崎貞行先生との書籍を

雑誌anemone3号に

取り上げて頂いております。



そのお陰で思い出した

弁才天女様をかんじさせる

ちょっとした出来事。


その前の経緯はこちら。


それは、初夏の事でした。

鎌倉、夏の風物詩とされる

鶴岡八幡宮の雪洞祭。


その祭事での出来事でした。

「神奈川新聞より」


巫女様の火により

奉納された著名な方々の雪洞が灯ります。


この年は「鎌倉殿の13人」が

始まる前で、三谷幸喜さんの絵も掲げられ

鎌倉に活気を取り戻すかの様でした。


コロナ下でも、神職様から

「皆様の祈りをとめない努力をしたい」

とのお言葉を聞きましたが


この祭事も神職様方が

最善を尽くしていらっしゃいました。


この祭事には宮司より

「コロナ祓いの刀絵を」

とのお約束にて


祓戸大神の一柱にあられる

「瀬織津比咩」を刀絵に切り起こしました。


瀬織津比咩には

「コロナ下での不安や哀しみを、祓い清めて頂きたく」願いを込めて。。。


巫女様によって

「ひ(火=靈)」

を入れられた雪洞が

鶴岡八幡宮の境内に並びます。  

コロナ祓いの祈りを込めて


祓戸大神であられる

瀬織津比咩の龍手には


“祓いの剱”を持つように切り起こしました。


その祓い劔の柄には

“むすびの五十鈴”を。


「祓い清め、再び結ぶ」

雪洞に火が灯る点灯式の前の事です。


この年は、コロナ祓いの為に
アマビエの刀絵も雪洞祭に奉納しておりました。

私が長年、北条政子に縁深い
旗上辨財天社に手を合わせている事を
知って下さるご神職様の計らいにて

毎年、旗上辨財天社近くに
刀絵を飾って頂いております。

そして、その日も

白蓮の美しい源氏池を背に


旗上辨財天社の鳥居一番に刀絵が

飾られておりましたが。。。


「きゃー」との


ざわざわしたご様子が。。。


「えっ!悲鳴??」


作家としては

観客の反応に青ざめます。


すると

刀絵の下に。。。


にょろにょろと


🐍


なんと、巳さまが現れていました!


巳さまは、「弁才天女の御使い」です。


弁天社にて、巳さま。

しかも奉納した刀絵の下に!


「アマビエの祈りの音が、響きますよ」


と弁才天女様に優しく

微笑んで頂いた気持ちになり

感謝しました🌸


花結びです。


左下に。。。巳さま写ってます。


巳さまが、つつーっと

弁才天社の神殿に向かう橋に

消えるまで、ぽーっと眺めてしまいました。


時のとまったような空気の中で

携帯が響きます。


メールを開けると。。。


宮崎貞行先生から!


「宮中フトマニ占いが出版されました」


このタイミングで。。。

弁才天女が表紙の本の連絡を頂きました。


また、刀絵「瀬織津比咩」のお隣には


弁才天女様の江ノ島神社の宮司様による


「五色和」の文字が耀いて


天女の五振舞を馳せます。

皆々様が、ヒノモトの祈りを込めた

祭事になりました。


この時に挨拶した

鶴岡八幡宮の神職様にも


「巳さまが御姿を表されるとは、珍しい事です」と、弁才天女様の御加護に感謝しました。


その後

「持ってるなぁ」っと

笑ってたよ、神職様。


🐍


鶴岡八幡宮の境内には

白蛇さまも座すようで、

神職様は一度だけ


梅の木に巻きついていらっしゃる

御姿を拝見されたそうです。


梅の紅に白が美しいでしょうね。

いつか御目にかかりたく願っております。


すべては

“かんながら”のままに。



この日は、

神刀「フツミタマ」に

関わる出来事もあったのですが


またの機会に綴らせて下さい。


今日もお読み頂き

ありがとうございました。

こゝろ


刀絵帰蝶/宮本なる 拝