2022年11月19日更新

 

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  Q : ダンドゥットにまつわる用語を解説して!

 

 

A : Youtubeでダンドゥットを漁っているとよく出くわす言葉を解説、というか紹介しようと思うのですが、そもそもダンドゥットってなんなの?って方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私みたいな何も分かってない者がダンドゥットを語るのも烏滸がましいので、その辺りのことは他のサイトにお任せします(^^;

Wikipediaにも、ダンドゥットのページがあります。

 

・・・言ってはみたものの、それではあまりにも素っ気無さすぎるので、補足的にダンドゥットの特徴を。

最近のダンドゥットの傾向として、概ね「AメロとBメロとサビのメリハリが効いている」、というのがあります。

ダンドゥット黎明期(弊ブログでは「オールドスクール・ダンドゥットとよんでいます)はインド映画音楽に強い影響を受けていて、Aメロ~Bメロ~サビという構成を持たない曲が多いです。

 

ダンドゥットはインドネシアの演歌と称されることも多いですが、演歌というよりは歌謡曲だと思います。そう、ダンドゥットを一言で表現すると、「インドネシア歌謡」なのです。

ただ、「ダンドゥット」というジャンルとしてのインドネシア音楽界での立ち位置は、J-POP界での演歌のそれと似通っているかもしれません。

 

では行ってみましょう。下記用語集はアルファベット順です。

 

 

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Ambyar (アンビャール)

ジャワ語からの借用語で、本来の意味は「崩壊」や「粉砕」などですが、ネットスラングとして「傷心」「失恋」の意味で使われます。ティックトック等のSNSでバズり、今やインドネシア全土の若者に認知される言葉になったとか。

トップシンガーであるHappy AsmaraやYeni Inkaは「Ratu Ambyar」、つまり「失恋ソングの女王」と呼ばれています。決して「失恋の女王」ではありませんです。多分。

ちなみに「Ambyar Awards」は大手テレビ局MNCTVのダンドゥット・アワード番組、「Kontes Ambyar Indonesia」は同局のダンドゥット・コンテスト番組です。そこで扱われる曲は基本、ジャワ語ダンドゥットなので(多少の例外有り)、もしかするとAmbyarがジャワ語ダンドゥットの別名と化してしまっているのかもしれません。

ちなみにスンダ語のRungkadも同じ意味、同じ用例で、こちらもダンドゥット界でブレイクしました。

 

 

Angklung (アンクルン)

インドネシアの竹製の打楽器です。どんなものなのか説明するのが難しいので、動画で御覧ください。

 

↓アンクルン演奏が始まる1:13から再生されます。

 

 

サンプリングされたアンクルンの音色が頻繁にダンドゥットに使用されますが、ライブでの生アンクルン演奏は見たことがないです。サンプリング音をシンセサイザーで出しているだけです。

そして、アンクルンをバリバリフィーチャーさせたダンドゥットMVには、タイトルやサムネイルに「Angklung」の文字が入れられるケースが多いです。

このMVなんかが分かりやすいのではないでしょうか。

 

↑サムネイルに「ANGKLUNG」の文字が踊る、Happy Asmaraの『Nitip Kangen』MV

 

 

BP (ビーピー)

テレビ局Indosiarが開催する歌合戦番組「Bintang Pantura」の頭字語で、そこで活躍した歌手は芸名にBPを名乗ったりします。

一例として、Widya Salsa BP5はBintang PanturaのMusim5で活躍した歌手です。

 

 

BTS (ビーティーエス)

防弾少年団・・・なわけはなく、Behind The Scenesの頭字語です。「撮影現場の舞台裏」みたいな感じで、MVの撮影風景やライブ・コンサートの裏側など、VLOG的な動画のタイトルにしばしば踊っています。ダンドゥット特有の言葉でもなければインドネシア語ですらありませんが。

 

 

Campursari (チャンプルサリー)

中部ジャワ州や東ジャワ州で盛んな音楽のジャンルで、ダンドゥットと密接にリンクしています。

バンドにガムランをフィーチャーさせた大編成楽団がベタなチャンプルサリーの特徴ですが、SaronやGong等の音色を単にシンセサイザーで再現しただけのダンドゥットナンバーもチャンプルサリーと呼ばれることがあります。しかし共通して言えることは、主にジャワ島の民謡、歌謡がベースのナンバーを演奏するということです。インド色が濃いオールドスクール・ダンドゥットとは少々毛色が異なります(あくまでもそういう傾向が強いというだけで、オールドスクールやフツーのPop Indoも演られます)。

 

↓ ベタベタのチャンプルサリー。東ジャワの結婚式ではダンドゥット演奏よりもこちらの方が主流?知らないけど

 

 

 

↓ ダンドゥット側からのアプローチ、チャンプルサリー・ダンドゥット

 

 

 

Cipt.(チプターン / チプッ)

インドネシア音楽MVのクレジット欄によく書かれているこれはCiptaan(基語cipta+接尾辞an)の略語で、意味は直訳で「クリエーション / 創作物」ですが、ニュアンス的には「作詞・作曲・編曲」です。一例として、「Cipt. : Denny Caknan」と書かれていた場合、その曲の作詞・作曲・編曲のトリプルワークをDenny Caknanがこなしていることになります。

「クリエーター / 創作者」と言いたい場合は、基語のCiptaの語頭に「~する人」という意味のPenを付け、Pencipta(プンチプタ)とします。

ちなみに、作詞、作曲、編曲をそれぞれ別の人が担当している場合は、英語で表記される場合が多いです。

以下のような表記が見受けられると思います。

 

作詞

Lyrics by 人名

Lyrics written by 人名

Song writer : 人名
Lyricist : 人名

作曲
Composed by 人名

Music by 人名
Composer : 人名

Music : 人名


編曲
Arranged by 人名

Arrangement : 人名

Arr : 人名

 

 

DA(ディーエー)

テレビ局Indosiarが2014年より開催しているダンドゥットアイドル養成番組D'Academyの頭字語です。芸名に「DA」が付く歌手は、出自がこの番組です。Egoisで有名なLestiや、バニュワンギの若手エースVita Alvia、ナンバーワン歌手Happy Asmara(トラブルがあり初期の段階で失格)もこの番組出身です。

姉妹番組でD'Academy Asiaというものもあり、そちらはインドネシアの他マレーシア、シンガポール、ブルネイ、東ティモール、タイからも参加者があります。

 

 

Indo(インド)

ダンドゥット特有の言葉ではないのですが、ここで言っておかなければ一生言う機会が訪れそうにないので、強引にでも言わせていただきます滝汗

インドネシアで「Indo」というと、インドネシアのことなのです。インディアのことではありません。インドネシア人、特に若い子は頻繁に「Indonesia」を略して「Indo」と言います。例えばOrang Indonesia(インドネシア人の意味)を略してOrang Indo、Bahasa Indonesia(インドネシア語の意味)を略してBahasa Indoなどなど。インドネシア人に「どこの国の方ですか?」と尋ねて「Indo」という答えが返ってくると、日本人はよく「あぁ、インドの方ね」と勘違いします。ご注意をあせる

同様に、インドネシアで「Pop Indo」という言葉に遭遇しても、インディアのポップスだと思わないでください。インドネシアでPop Indoといえば、ほぼ間違いなくIndonesian Popsのことです。

ではインディアのポップスはなんと言うのかというと、Pop India、もしくはPop Hindiです。映画関連の歌ならLagu Bollywoodとかもよく言われます。単に「インディアの歌」と言いたいならLagu Indiaです。

ちなみにインディア本国では、Indie Pop(インディーポップ)とかもよく言われたりします。これまた日本人は「インディーズのポップスか?」と勘違いしたりするかもしれませんが、そもそも「インディーズ」は和製英語ですから 爆  笑

 

 

Jaipong(ジャイポン)、もしくはJaipongan(ジャイポンガン)

西ジャワ州のスンダ族のコンテンポラリーダンス&音楽が元々のジャイポンですが、単に、スンダ語で歌われているというだけのダンドゥットナンバーもジャイポン(もしくはジャイポンガン)と呼ばれることがあります。

元々のジャイポンは一見伝統芸能っぽく見えますが、伝統芸能風に作られたコンテンポラリーです。あくまで。

 

↓ スンダ語のジャイポンガン・ダンドゥット・・・だけどこれ、ボリウッドソング『Satyam Shivam Sundaram』のパクリやん

 

 

 

Jaranan Dangdut(ジャラナン・ダンドゥット) / 略称 Jandut(ジャンドゥット)(表記ゆれ - Jandhut、Djandhut)

東ジャワ州の伝統芸能Jarananとダンドゥットが結びついた、ニュースクール・ダンドゥットです。略称はJandut、もしくはJandhut、Djandhut(いずれも「ジャンドゥット」)。東ジャワ州の北西に位置するNganjuk県(ヌガンジュク)が発祥とされているそうです。ソースがウィキペディアなのでアテにはなりませんが。

Nganjukといえば、ダンドゥット界のキャリアウーマンEny Sagita率いるO.M. Sagitaのホームグラウンドですが、彼らがジャンドゥット成立に関わっているのかもしれません(勝手な想像)。

その他、Lagista、The Rosta、Arwana等、ジャンドゥットバンドを自負するOMも少なくありません。特に東ジャワ州西部にそのようなバンドが多いような気がします。

 

 

KDI (カーデーイー)

全国ネットのテレビ局MNCTVが開催するKontes Dangdut Indonesia(インドネシア・ダンドゥット・コンテスト)の頭字語。ジャカルタ、バンドゥン、メダン、マカッサル、スラバヤ、スマラン、ジョグジャカルタの7都市で行われる予選を勝ち抜いた歌手がジャカルタで行われる決勝戦に出場出来、KDIの称号を名乗れるそうです。Rena KDI、Dedi KDI等、芸名にKDIが付いてる歌手はそれです。

 

 

Kendang (クンダン)

パーカッション、太鼓の総称。ダンドゥットバンドで使用されるクンダンには特にコレといった決まりはなく、そのバンド好みのクンダンを数種類組み合わせてセットを組むようです。

 

こちらのトピックも併せてご覧ください

 

 

 

 

↓の動画では。東ジャワ州クディリのガールズバンドNew KendedesドラマーEvi Epepが、自身のクンダンセットを紹介しています(インドネシア語)

 

 

 

Kentrung(クントルン)

(以下の解説は検証中のため、アテにはしないでください)

ダンドゥットにおけるKentrungとは、ウクレレに似た弦楽器のことです。

 

↓の動画はウクレレとクントルンの違いを解説してくれてます(インドネシア語)。

 

 

ダンドゥットMVのタイトルに「クントルン」の名が踊っていても、クントルンの音色が全く前面に出されておらず。それどころかクントルン自体がフィーチャーされていないという謎現象まで起こったりしています。

なので、プレイスタイル自体が「クントルン」になってしまっているとマシコ先生は勝手に解釈しています。

しっとりと聴かせる感じなので、メンバーのほとんどが椅子に座りながら演奏します。

 

 

クントルン・プレイスタイルの一例

Yeni Inka - Apa Kabar Mantan (Official Live Kentrung) | Joox Original

 

 

タイトルに「KENTRUNG」の文字が躍るのに、クントルンがフィーチャーされていない曲の一例

Bajol Ndanu Ft. Fira & Nabila - Loro Pikir (Official Music Video) | KENTRUNG

 

 

クントルンの特徴としては、創作っぽいパーカッションが使用される、コプロと比べるとメンバーが少なめ(コプロには必ずいるタンバリン奏者や竹笛奏者がいない)、YoutubeでのMV配信や、カフェ、レストランなどお客さんが踊らない場所での演奏に重点を置いている、などが挙げられます。

コロナ禍でライブ・コンサートスタイルのコプロが開催される機会が激減し、代わりにクントルン・スタイルが隆盛したように思えます。

 

ちなみに、中部ジャワ州パントゥーラ(パンタイ・ウタラ=北海岸)には同名のKentrungという伝統芸能があります。

 

 

 

伝統的なKentrungはダンドゥットのそれとは似ても似つきませんが、両者に関連性はあるのでしょうか?

 

 

Ketipung(クティプン)

Kendang(太鼓の総称)セットの中核を成すのがこのKetipungと呼ばれる創作楽器です(ガムランで使用されるKetipungとは異なります)。バンドによってはこれだけで簡潔に済ませている場合もあります。逆に、クティプンを使っていないバンドもありますが。

ステーで繋がれているものが多いですけど、10台近い太鼓を組み合わせてクンダンセットを組んでいるやり手クンダニストは、クティプンのステーを外してしまっている場合が多いです。

 

 

 

Koplo(コプロ)

東ジャワ州で盛んな、バンドによる生演奏スタイルのダンドゥットです。結婚式や誕生日パーティー、割礼等の宗教的お祝い行事、各種イベント等、お呼びがかかればどこにでも駆け付け、その時々に流行っている流行歌や定番曲を演奏します。

場を盛り上げることに徹するためか、オリジナルナンバーを演奏するバンドはほとんど無いようです。悪く言えばカラオケバンド的な?

ボーカルを擁するバンドもほとんど無く(全く無いわけでもない)、その都度、ピンで活動している歌手を数人招いて歌わせます。

ちなみにボーカルを擁するバンドで有名どころは、Monata(ボーカル - Sodiq Monata)、Sagita(ボーカル - Eny Sagita)などが挙げられます。但しボーカルを擁しているにも関わらず、やはりピンの歌手も呼んで歌わせたりしますが。

 

 

ベタベタのKoploはこんな感じです。

 

 

 

こういうのはKoploとは言いません。

 

 

Youtubeに上がっている動画を見るとたまに、スタジオ収録風景の動画なのに「Koplo Version」や「Versi Koplo」などといったタイトルが付けられていることがあります。これは、字義通りKoploという意味ではなく、「普段Koploステージをメインに活動しているアーティストが演(や)っている」、もしくは「Koploステージの演奏風に演っている」といった意味と捉えるべきなのかもしれません。知らないけど・・・。

 

 

Langgam Jawa (ランガム・ジャワ)

意味は「ジャワ様式」で、「この曲、詳しいジャンル名は分からんけど、なんかジャワっぽいな」という時にこの言葉で誤魔化すことが出来ます。便利な言葉ですね。

 

 

LIDA (リーダ)

テレビ局Indosiarで2018年1月からスタートしたダンドゥット歌合戦番組Liga Dangdut Indonesiaの略語です。 Selfi LIDA、Rara LIDAのように、そこで活躍した歌手は芸名にLIDAを名乗ったりします。

 

 

Nagaswara (ナガスワラ)

ダンドゥット界のメインストリーム、インドネシアのエイベックスとも呼ぶべきジャカルタのメジャーレーベルです。実はダンドゥット以外のアーティストも多数在籍しています(ロック、I-POP等)。

 

 

O.M. (オーエム)

ダンドゥットバンドのことで、Orkes Melayuの頭字語です。意味は「マレー楽団」ですが、「なぜインドネシアなのにマレーなの?」って思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは「マレーシアの」という意味ではなく、「ムラユー文化圏の」と解釈するほうが正しいのかもしれません。

 

 

Osing (オシン)

東ジャワ州に位置し、ジャワ島最東端の県であるバニュワンギの主要民族及び主要言語の名称です(民族を表す場合は「Suku Osing」、言語を表す場合は「Basa Osing」)。OsingヒットソングはOsing人じゃないアーティストにもよくカバーされます。

 

 

Pantura (パントゥーラ)

北海岸を意味するPantai Utaraの略語で、ダンドゥットの世界ではトップシンガーのことを指すそうです。なぜ北海岸がトップシンガーのことなのかさっぱり分かりません。いや、それ以前に、なぜutaraが略されてuraになるのかの方が分かりません・・・

ちなみにBintang Pantura(ダンドゥット・スター)はテレビ局Indosiarが開催する歌合戦番組の番組名です。

 

 

Pargoy (パルゴイ)

2022年に流行った言葉で、Party Goyang、もしくはParade Goyangの頭字語です。意味は「ダンスパーティー」、もしくは「ダンスパレード」ですが、SNSの世界では、お尻を突き出し上下にバウンシングさせてみんなで踊るアノ卑猥ダンスのことを指します。

お願いだからすぐに廃らないで 笑い泣き

 

 

Qasida (カシダー)

女性のみのグループで演奏されるイスラム宗教歌です。下記のレリジ・ダンドゥットはインドネシア語で歌われることが多いですけど、こちらはアラビア語で歌われます(私が知らないだけで、例外はあるかもしれません)。

Qasidaはダンドゥットではありませんが、ジャワ島では普段ダンドゥットを歌っているコプロシンガーがマイクを取る場合が多く、密接にリンクしていると言っても過言ではないでしょう。

 

↓ アラビア語Qasidaを披露するコプロシンガーVivi Artika(演奏はダンドゥット・コプロバンドのNew Kendedes)

 

 

 

Rampak (ランパッ)

大型太鼓Besar1台と小型太鼓Kecil2台で構成される、サンコイチ・クンダン(パーカッション)です。通称はKendang Jaipong(クンダン・ジャイポン)で、そちらのほうが通じやすかったりします。

太鼓本体の、更に鼓面1つ1つに名前が付けられています(下記画像参照)。

Besarの低音側鼓面Gedugを足で押さえることによって、複雑な音色を叩き出すことが出来ます。

 

 

 

Religi (レリジ)

英語のreligiousのインドネシア語で、宗教歌のことです。これもダンドゥットの一種とされる場合もあります。

 

Religiコンサートの一幕。背景の幕に「DANGDUT KOPLO」の文字が確認出来ます。

 

 

Reog (レオッ)

東ジャワ州ポノロゴの伝統芸能で、ジャラナンと区別が付かない仮面舞踊芸です。ポノロゴ産のダンドゥットには動画タイトルやサムネイルに「Reog」の文字が入れられることも多いですが、大抵「これのどこがReogなの?」という場合が多いです。

 

 

RSD (アールエスデー)

テレビ局MNCTVのダンドゥット勝ち抜きコンテスト・リアリティー番組「Rising Star Dangdut」の頭字語です。そこで活躍した歌手は芸名にこの称号を引っ付けたりします。

 

 

Sawer (サウェール)

芸人へのおひねり、チップ。アピールの為かお札を一枚一枚手渡しする時もあれば、ちょっとエッチに胸の谷間に挟んであげる時もあります。ストリップを連想させるのでわたしは好きじゃないです -_-

 

いろんなサウェールの渡し方がありますけど、これはちょっと変わってます。横一列に並んだ歌手に、順番にお札を手渡し。まるで配給ですあせる

 

ちなみにこれはコプロライブのオープニングでよくある、ステージに出演歌手が全員上がって歌うという顔見世的演出です。

 

サウェールの渡し方も変わってるけど、もっとウケたのがこれ ↓

 

 

白いTシャツのおねーさんが演奏中ずっとお金を数えています。全員のおひねりを回収して、一心不乱に数えます。そういうことは終わってから裏でやってください・・・

 

↓ では映像で御覧ください。サウェール配布が始まる1:10から再生が始まります

 

 

 

中には、こんな意地悪をする人もいます。もちろんただのおふざけです。

 


 

 

Suling (スリン)

竹製の横笛です。大所帯の本格的なダンドゥット・コプロバンドには必ずと言っていいほどフィーチャーされています。

 

 

Tarling (タルリン)

チルボン地方(西ジャワ州北海岸のチルボン・シティーからインドラマユ・シティーにかけての一帯)のダンドゥット。語源はGitarとSuling(フルート)の合成語からだとか(出典不明)。

 

 

Viral (ヴァイラル)

ダンドゥット特有の言葉ではないのですが、最近のダンドゥットMVのタイトルに頻繁に使用されているので、触れておきます。これはそのまま英語のViral(ウイルス性)で、日本で言うところの「バズる」です。「ウイルスのように爆発的に流行る亅というニュアンスです。

例えばタイトルに「Viral Tik Tok」とあれば、「Tik Tokでバズってる例のアレ」みたいな意味になります。

え、「バズはBUZZだろ、ボケ!」って!?

確かに日本語の「バズる」の語源はBUZZで、意味もそういう意味なのですが、海外でBUZZという言葉が使われるのは非常に稀です。更に詳しく知りたい方は各々検索してください。

 

 


 

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以上

 

 

 

 

 

 

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