天気の子観てきた。
※完全なるネタバレ含みます。
それと、よかったところとあんまりだなーってところを書きます。ので、この映画が大好きな人は読まない方がいいと思います。
いきます。
おい、、見て凹むなよ??( ゚д゚)凹むなら読むのやめて。笑。
ネタバレ・感想
・天気の子を観た感想を一言で言うなら、「長いCMみたいだな」と思いました。
・すごく簡単に言うと、主人公の女の子が母の死?をきっかけに「天気の子(自分の気持ちや願いと天気が連動する)」になるんだけど。
あの鳥居なに?
が半端ない、笑。最後まで説明がない
「君の名は」では、隕石が落ちてくるという自然現象だったからあの非現実感(ファンタジー)に理由を求めなくても、納得ができたのだけど。
あの鳥居はなに?なんでそんな力あんの?誰が作ったの?
つーか、あの生物なに?
が、半端ない。笑。大前提の謎が一切明かされないから、最後までフワフワした感じが拭えなかったかなーーーーー。
途中観てるときに「え?もしかして新海監督これ最後に鳥居の伏線回収したら最高だし、次回作100%観に行くわ!!!回収しなかったら、ブログに批評書く!!」と決めましたので、書いてます。笑。
つまり全編通して、、「物語の大黒柱」への納得感が不十分すぎて、フワフワしてた。
説明をしないのだったら、ファンタジーに寄りまくればそれはまだ良かったのかもしれないけど。
舞台が思いっきり現代の東京なので、もうすこし「鳥居に対する」説明が欲しかった。
せっかく、途中で、お寺の住職さんが「観測史上初とかいってるけど、、観測なんてここ100年くらいのもんだろ!」とか、言ってるし、巫女さん(晴れ女)の話をしてるんだから!
もうすこし、それと鳥居と、鳥居をくぐった主人公の女の子との関連が欲しかったなーとは思う。
というか総じて「説明不足」感が否めなかったな!と感じた。でも、それには理由があるんだろうと思った。(後述)
・主人公の男の子が、なぜ島から出てきたのかもわからない。
最初、漫画喫茶にいるんだけどお金なくなって、雨宿りしてる時に「僕はぜったいに帰りたくないんだ!」みたいに言うから、帰りたくない何かしらの理由があるのかも思ったら、
最後に「帰ってみたら意外と普通だった」みたいなこと言ってて、なんだそれ感ハンパない笑。
ただの、16歳の奇行かよ!wせめてもっと、家族に問題あれよ!w
・僕は「君の名は」はすげー面白かったと思ってて、では天気の子との大きな違いってなんだら?
「君の名は」って、【世界の中に自分たちがいる(B視点)】という構図になっていて。
世界という止められない超自然現象の中に、主人公の滝くんと、若葉?が巻き込まれていく流れになってる。
そして!最後のオチが「3年ズレてた」そして、「出会う」ってストーリーじゃん。
・「天気の子」はその真逆で【自分(達)の中に世界がある(A視点)】という構図だ。
※ナリ心理学ではこれをA視点、B視点と呼びます。
つまり「君の名は」世界に翻弄される2人の冒険と出会いで、
「天気の子」主人公の2人そのものがもはや世界そのもの。「世界=2人」「2人以外は関係ない」いう構図になってる。
3ヶ月近く雨降り続けてるなんて異常中の異常なのに、日本社会にはその感じが全く見受けられない。笑。
そうつまり「主人公以外興味ない」のだ。この映画は。
・こういうのは別に珍しくなくて。「主人公そのものの意識や存在が世界そのものだ。」という構図のことを「セカイ系」と呼んだりする。
「主人公が世界の中心」「主人公が死ねば世界は終わる」「世界は主人公のためにある」そして「主人公しか世界は救えない」
私がすべて!私が感じたことが答え!私の気持ちが世界!!
(ナリ心理学ではこれをA視点と呼ぶ)
・で、A視点作品だからって、それは問題ではない。ただ、A視点すぎて世界が不可解すぎた。
風景や、舞台は具体的なのに「鳥居の設定が不可解すぎ」てそのギャップを僕は埋められなかった。
2時間ずっと、、、「いや、鳥居なに?w」が忘れられなかった。笑。
ぜひ、あの鳥居だけでスピンオフ作品を作っていただきたい。笑。
鳥居は誰が通ってもああなるの?笑。それともあの二人だから、ああなったの??もー、、そこら辺謎すぎる。笑。
・さて、それ以外にも突っ込みたいところが山ほどある。笑。終盤で、じつは主人公の女の子の年齢が18歳ではなく、15歳だと言うことがわかるが。
え?だから何?感が半端ない。
15歳だから云々カンヌンという理由がなさすぎる。笑。いや、年齢を偽らないとバイトできないのはわかるけどさ。笑。
なぜそこまで、二人で生活しようとしてんの?笑。いや、気持ちわかるけど。。ただ、どーーーしても二人で生活しなきゃいけない理由が欲しい。笑。
・書きながら思ったけど。主人公の男16歳。女15歳で。あーそうか。。。。
世界観に説明ないのも、なぜ男の子が島から出てきたのかも、、女の子が弟と暮らしてるのかも説明ないのは。
ええやん!?青春やん?青春は猪突猛進やん?
って言うこれまた「厨二病」てきな理由なんだな。だと思うと、この映画はすごく一貫してるわな。ずっと「厨二病」なんだ!!
だから!!日清のカップラーメンのCMやってんのか!!!
最高じゃねーか!!それ!めっちゃえええやん。笑。
社会も常識もルールも全部とっぱらって、ぼくたちわたしは生きてくんだ!!!!
という、猪突猛進感に青春を感じ乗れるかどうかですな。
・ちなみにRADWIMPSの曲に「ます。」って曲がありまして、その歌詞に。
「あなた一人と、他全人類、どちらか一つ救うとしたらどっちだろかな?、、、迷わずYOUーー!」
ってのがあるんだけど。まさに「天気の子」だよね。笑。、おれ、途中で「ます。」流れんのかな、、とすら思った。笑。
・さて素晴らしいところはどこかと言うと、、「日本のアニメーションは最高だなー!」って思えるくらいの映像だったことは確かです。ほんと。
あと、音楽頼りだな!と思うくらいRADWIMPSハンパないけど。
15年くらいRADWIMPSファンやってるナリとしては、最高だった(。・ω・。)笑。
・主人公の男の子が空に行っちゃう場面も(言い方w)とにかく、映像が良かった!笑。
主人公の女の子が雨を晴れにする場面もそうだけど。
ほんと、、1シーン、1シーンを切り取ると本当にカッコいい。好き笑。
もう、癒しだね。癒し。映画ってより、映像作品って感じがした
・映像と、音楽がよくて、ストーリーがイマイチだった。つまり「CMみたいだな!」って思った。笑。
世界=自分
を、、素直に受け入れられない人は、疑問ばかりが残る作品だと思ったが。
ただ、「いいじゃないか!映画なんだから!楽しもうよ!」って割り切ってのめりこめる人は、たぶん君の名はよりはるかに面白いんじゃないかと思いました。
とにかく、青春は猪突猛進!だね(。・ω・。)こういう映画は若い時に観たいな!と思いました。笑。