セルビアのTelegraf. rsでのポッドキャストのインタビュー 2023年
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Telegraf. rs 公式YouTube ↓ 但しダイジェスト版のみ
👨:ウェルカム、Dimash!
D:ありがとうございます。
👨:最初にお聞きするのは…セルビアについてはどういう印象をお持ちですか?
D:楽しんでいますよ。
初めてセルビアに来たのは 8年か9年前ですね。
僕が…20か21歳の時です。
その時に「もう一度セルビアに戻って来たい」と思ったんですよね。
セルビアが気に入りましたし…あなたのお国ですし、人はみんな優しいですから。
なので(今回の滞在を) 楽しんでいます。
👨:ありがとうございます。
では、Dimashの声域について お聞きしたいと思います。
きっとこの話題は初めてではないと思いますが。
6オクターブと2音が出せるそうですね。
D:あの…それは そんなに大事な事ではないんですよ。
これに関しては 秘密にしておこうと思っているんです。
リスナーが僕の声を聞く時、感情を込めた僕の気持ちをお届けしたいんですよね。
それが一番大切な事なんです。
だから、ボーカルスキルや声域がどうというのは そんなに重要ではないと思っています。
👨:そうですけど、そういう(歌唱の)可能性を広げられるということは やっぱり素晴らしいですよね。
D:ありがとうございます。
👨:では、音楽を始めた時のことをお話ししていただけますか?
いつから音楽を始めたのでしょうか?
D:僕が2歳の時に初めてパフォーマンスをしました。
でも どうやったのかは 覚えていないんです。
両親から聞いたので。
2回目のパフォーマンスは…僕が5歳の時です。
その時のことは はっきりと覚えています。
指揮者の方が 僕のことを「未来のMarat Aitimovです」と言ったんです。
Marat Aitimovさんは、僕のボーカルの先生で、僕の国ではその頃はとても有名な方でした…今でも有名ですけど。
その時僕は 生まれ故郷のアクトべという所についての歌を歌いました。
よく覚えています。
そしてまた5歳の時に あるコンペティションに出場して優勝しました。
その時 3ドル(米ドル換算している…1,000テンゲ)を賞金として頂きました。
初めて自分で稼いだものなので、すごく嬉しかったんです。
そして そのお金を家族に渡せる ということが嬉しかったんです。
すごくいい思い出です。
👨:すばらしいですね。
学校時代には 他の子とは違う絵を描いていたとか…普通は車とか家とかを描くものですけど…。
D:そうですね…大抵は…音楽のこととか 楽器とかスタジオとかマイクなんかを描いていましたね。
もちろん 僕も車とか…家とか いろんなものにも…もちろん スポーツとかにも興味はありましたよ。
でも 子供の頃から音楽の事ばかりを考えていましたから…そして今もですけど。
👨:Dimashの最初のアルバム “iD” についてお話ししましょう。
D:はい。
👨:あれは2019年でしたね。
発売から30秒ほどでプラチナセールスを記録したということですよね。
D:はい。
この場をお借りして 僕を愛して応援してくれたファンやリスナーのみなさんには感謝したいと思います。
彼らのお陰で 僕は今でも歌手として仕事をすることができているのですから。
そして世界中でソロコンサートも開くことができています。
それは彼らの応援のお陰です。
リスナーやファンがいなければ 僕は何者でもありませんから。
👨:そうですね。
ここセルビアにもファンがいるから こうして来ていただける。
D:はい。有難いです。
👨:セルビアは如何ですか?
何か(セルビア料理は)召し上がりましたか?
新しい場所に来た時は そこの料理に挑戦するタイプですか?
なんでも食べるほうですか?
D:おなかがすいている時は、何でもいただきますよ。
あ、豚肉は食べられませんけど。(イスラム教徒なので)
👨:そうですよね。
セルビアにはたくさん豚肉料理がありますけどね。
D:そうですね。
カザフスタンの料理も ここの料理とかなり似ていると思いますよ。
セルビアの人達も お肉が大好きですよね。
カザフスタンでもそうですし。
似ていますね。
それと言語ですけど、セルビア語もかなり理解できるんですよね。
👨:似たような単語が結構ありますよね。
D:そうなんですよ。
セルビア語にはトルコ語と同じ単語がいっぱいありますよね。
例えば ドルバ …
👨:Tambura(ダンブラ)ですか?
D:はい。
👨:弾けますか?
D:もちろん。
僕が4歳か5歳くらいの時に 祖父が最初に教えてくれました。(ドンブラのこと:とても似ている楽器なので)
それ以来 今でもドンブラは弾いていますよ。
👨:みなさんはご存じないかもしれませんが、Dimashはただの歌手ではないですよね。
ミュージシャンですよね。
楽器も演奏するし…ピアノとか…
D:はい、ベストを尽くしていますけど…ベストミュージシャン(この場合は楽器演奏者)ではないですけど…悪くはないと思います。
👨:ひとつでもできればすごいんですけど…Dimashの歌唱についてはもう誰もが知っているのであまり語らなくてもいいと思います。
(照れ笑いのD)
でも、歌唱についてもう一つだけお聞きします。
何か国語で歌っていますか?
それもすごいんですけど。
D:12以上…13?・・・よく覚えていないです。
👨:13か国語をリストにしていないんですか?
どうやって歌うのですか?
D:自分で書いた曲なら 何語でも問題ないです。
練習すればいいんです。
一生懸命に練習をします。
それはもう音楽ですから。
👨:セルビア語の曲は聴いたことはありますか?
D:15歳の時、セルビアの曲の「Ovo je Balkan/バルカン半島」。
ユーロビジョンでどなたかがこれを歌っていましたね。
👨:Milan Stankovicですね。
D:はい、Milan Stankovicさんです。
Milan Stankovicのそれ:ユーロビジョンの公式YouTube ↓
※ この歌は2018年3月に放送された "非常静距离" という番組で Dimashが いろんな言語で歌えるという話になって、その中でセルビア語の曲として歌っている。
中国東方テレビ系 公式YouTube ↓ 11:30~ 大学の時に歌った曲と言いながら歌う
↑ の番組の翻訳は ↓
(旧DJFC版)↓
👨:あれはテンポのいい曲ですね。
D:面白い曲ですよね。
👨:(セルビアとカザフスタンの)両方の文化を取り入れていると思いますね。
D:そうですね。
それと、素晴らしいミュージシャンをたくさん知っていますよ。
セルビアの作曲家や俳優ですね。
それこそ昨日 あなたの国で有名な…いえ、ロシアでも有名なMilos Bikovicさんにお会いしました。
素晴らしい俳優さんですよね。
👨:昨日(2023年Karic brothers foundationでパフォーマンスをされましたよね。
D:はい。
👨:セルビアで ビッグアーティストになって 再びパフォーマンスをされた気分はどうでしたか?
2001年に来たんですよね?
D:はい。
👨:その時はまだ子供ですよね?
D:はい。
👨:本物の歌手になって…世界的なビッグスターになりましたけど…。
D:スター…あの…僕にとっては…どういったら良いんでしょうねぇ…僕たちはみん な人間です。
スター(星)は空にあるものですよ。
👨:そうですかねぇ…でも世界でのご自分の人気については否定できないでしょう?
セルビアは、ご存じでしょうが、音楽的な国ですよ。
D:もちろんです。
👨:セルビア人は音楽が大好きです。
セルビアであなたのような歌手を聴いたことがありますか?…もちろん あなたほどの人はどこにもいませんけど…
D:僕よりもずっといい歌手がセルビアにはいますよ。
もっとお調べになった方がいいですね。
👨:そんなことはないと思っています。
音楽の質についてですが、セルビア以外の人の歌を聴くチャンスがあまりないので Dimashのように歌う人のことを知らないので、昨日のパフォーマンスにはみんな魅了されました。
D:ありがとうございます。
昨夜は本当に楽しかったです。
温かい人が多くて 良い夜を過ごしました。
👨:お好きなアーティストはいますか?
お好きな俳優は知っていますよ。
ジャッキーチュンでしょ?
D:はい。そうです。
う~ん…
👨:好きなミュージシャンは?
D:ミュージシャンですか…ルチアーノ・パバロッティさん、素晴らしい歌手のセリーヌ・ディオンさん、アンドレアボッチェリさん、プラシド・ドミンゴさん、マイケルジャクソンさん、フレディ・マーキュリーさん…たくさんいます。
でも…アイドル的な(追っかけるような)ファンにはなりません。
尊敬をしています。
素晴らしい音楽を創っていらっしゃるから。
ですから尊敬はしています。
あの方々は本当に努力をしていらっしゃる。
みなさんが有名になられたのは、努力の賜物と神様の助けがあったからです。
👨:お時間を割いていただいてありがとうございました。
お話しできて嬉しかったです。
またセルビアで再会できることを願っています。
D:コンサートをやりますよ。
そう願っています。
ありがとうございました。
セルビアでのテレビインタビュー ↓