すべてが嘘だったと思うことがある


綺麗すぎた夕陽


重ならない2人の影


コインパーキングに居座っている猫



さっき食べた不確かな


クリームパスタの味


わたしの名前を呼ぶ彼氏だったあなた



すべてが嘘だったと思うことがある


数分前にあなたが突き放した


さよなら さよなら さよなら


流れゆく景色のように


戸惑う唇


止まって動かない白いスニーカー



すべてが嘘だったと


思いたくなることがある


小刻みに震えていた


マグカップを持つ手



車窓に映る八の字の顔とか


何もかも消えてしまえばいいのに


元カノというわたしの存在。



2019  たぶん7月


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