『燃え尽き症候群』(バーンアウト)

というメンタル疾患をご存知ですか?最近耳にしていませんか? 特に福祉関係でボランティア活動などしている人を見るにつけこの症状を思い浮かべます。



最近では介護職や家族介護をされている方や専業主婦にもよく出てくる症状で、長く行った仕事や活動に一つの区切りができて、しばらくすると急に今までない失踪感や怠慢感に襲われます。何もする気が出てこなくなったり、体の不調が出てきたりしていきます。


怖いのは自分で病気であることに気づかず悪化させてしまい、お酒ややたらと暴飲暴食や食欲不振になったり、失意のどん底に陥ったり、疲れているのに眠れなかったり、気持ちが不安定になったり落ち込んだりします。


真面目でリーダーシップをとってきた方に多くなんでも自分でこなすから周りに相談されても自分のことでは相談しない。


そうなるとだんだん鬱症状が出て危うく認知機能が低下して認知症、アルツハイマー型という事態になりかねません。なので初期に気づいて周りも気づいて早めの心療や治療が大事になります。


このご時世若い方にみられがちですが、長くいろんなことを体験された壮年高齢者にも多くみられる症状です。心当たりのある方やご家族で社会的にもリーダー的存在だった方が急に落ち込んでいると気づいたら早めの心療内科または専門の医療心理カウンセラーにご相談ください。


サポートの仕方は…

その人の今までのお仕事や活動に対して否定せずに労をねぎらってあげてください。相談に乗れることなら乗って差し上げてもいいですし趣味が合えば紹介することもいいでしょう。が、患った方は人一倍プライドの高い人が多いので専門カウンセラーに任せることも元気を取り戻せるサポートになります。