2016年5月2日 その2
移動途中にスナイフェルス半島に寄った。
観光客の女性が
「あそこに鯨がいるよ」と教えてくれた。
フレンドリーな女性で、
「どこから来たの?」と言われた。
「日本人だけど、住んでいるのはベルギーなんだ」
と夫が女性と会話を始めた。
「私はコロラドから来たのだけど、
ベルギーに3年住んでいたことがあるの!
そこでフランス語を勉強して話せるようになったのだけど、
ウィーンとかでフランス語を使ったら、
ベルギー訛りのフランス語だって言われたわ…」
とか何とか話しているのはわかったけど、
残念ながら私は会話に加われるほど英語力もフランス語力もなく…(-_-;)
「やっぱり色んな人と話せた方が楽しそうだなぁ…」と思った。
彼女が去り際にフランス語で挨拶をしてきたから、
せめてそこだけはフランス語で挨拶を返した。
北の方に向かったので、
途中から吹雪になった(;゚Д゚i|!)
5月なのに吹雪って…
一本道なのだが、
前方は2m先がもう見えず、
左右も全く見えず、
「横が崖だったとしても見えないね…」
と怯えながら移動し続けた。
今夜の宿は小さなコテージだった。
コテージと言うと格好いいが、
見た目はかなり小さな山小屋…
「吹雪で吹っ飛ぶんじゃない?」
って心配になるくらい簡単な造りの小屋だった。
さすがアイスランド。
適当に造ったら死んじゃいそうだものね…(^_^;)
息子は移動途中に寝てしまい、
そのまま就寝。
私と夫は吹雪だったし、
町がなかったせいで食料が調達できず、
夕飯は食パンとシリアルだった…(-_-;)
朝食か…?
アイスランドでは本当に食料の調達に苦労した。
町からはずれたら見渡す限り荒野だったから。
火星とか、
地球じゃないところにいるみたいだった。
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