●風のやどり(かぜのやどり)
道明寺製 御膳餡入
「地紙(じがみ)」をかたどった瀬戸型に
道明寺羹を流し込んだお菓子。
「地紙」とは
扇をつくるためにその形に切った台紙のこと。
あおいで風を起こす扇を、
風の宿るところと見立てた菓銘は、
奥ゆかしい風情を感じさせます。
大正7年(1918)初出
涼しげで美しくて素敵すぎる。
可憐なぶりんっの中に
ぷちもち繊細な道明寺がいる。
食感も優雅
原材料:砂糖(国内製造)、道明寺粉、小豆、寒天/134kcal
●水仙妹が袖(すいせんいもがそで)
葛製 紅・白染分餡入
着物の鮮やかな色合いを思わせる意匠
『妹が袖』の「妹(いも)」とは
男性が妻や恋人、姉妹などを親しんで呼ぶ言葉。
白と紅に染め分けた餡は、
妹の着る着物の鮮やかな袖の色合いを思わせます。
※水仙…葛製を表す言葉。
『妹が袖』として文政13年(1830)初出
今年2つめの「水仙」
目からも美しいのだけれど。
葛と白小豆の餡の絡みがむふっ。
原材料:砂糖(国内製造)、葛粉、白小豆、寒天/紅花色素/119kcal
●沢辺の螢(さわべのほたる)
きんとん製 小倉餡入/141kcal
水辺の草むらで光る螢を、
緑のそぼろと琥珀糖で表現しました。
棹菓子として大正8年(1919)初出
楽しみにしている意匠。
グリーンも黄色も
何とも言えない絶妙な雅びな色味。
生命が宿っているかのよう
●白水無月(しろみなづき)
6月25日~6月30日販売
「夏越の祓」にちなんだお菓子
6月30日の厄除けの行事「夏越の祓(水無月祓)」
小豆の赤い色は、邪気を祓うと信じられてきました。
『水無月蒸餅』として享保11年(1726)初出
原材料:砂糖(国内製造)、小麦粉、小豆、新粉/91kcal
水仙のみ当日。他翌日まで。
新宿伊勢丹。さいき家さん6/26~。
鱧の季節
ここの樹は遅くに満開になる。
今年は思い出すのが遅かったので
どうかなと思ったけれど今年も素晴らしい。
ご馳走さまでした
今日もお付き合いいただきありがとうございます