選べなくて全部(6種類)
抹茶風味の焼き、皮香ばしいけしの実。
出雲路は京都市の北部、
賀茂川の西岸付近に残る地名。
安永4年(1775)初出
これは外せない生姜入りの餡
もちもち引きのあるムチムチ皮。
生姜がぶわっと香って、
ほんのりと大人な生姜の辛み成分を感じる
原材料:砂糖(国内製造)、小麦粉、小豆、寒梅粉、白玉粉、抹茶、生姜、けしの実/122kcal
●新濱の松(しんはまのまつ)
求肥製 味噌餡入
氷餅が浜の白砂
紅色の生地が朝日を受けて輝く松を思わせます
大正時代の菓子見本帳に描かれており、
かつては州浜製(きな粉と蜜を練り固めた生地)
大正7年(1918)初出
求肥製は後年工夫されたもの。
白味噌の好きな意匠。
もちとろっ、白味噌の甘じょっぱさ
州浜は苦手意識で記憶にすらない。
和菓子好きになって
知らないうちに食べているかしら。
ちょっと気になるとらやさんの「州浜製」。
原材料:砂糖(国内製造)、白小豆、白玉粉、白味噌、水飴、氷餅、澱粉、コチニール色素/135kcal
●岩根のつつじ(いわねのつつじ)
羊羹製 小倉餡入
大きな岩の根もとに咲きこぼれる
色鮮やかなつつじを表しました
寛政 12 年(1800)初出
凄いですよね
岩根からの咲きこぼれている感が。躍動感
ねっとりさくっと歯切れのいいこなし
ぎゅっと小豆がかおる。華やか、力強い。しみじみ。
原材料:砂糖(国内製造)、白小豆、小豆、小麦粉、水飴、寒梅粉、クチナシ色素、紅花色素/138kcal
●うづら巻(うづらまき)
道明寺製 白小倉餡入
蒸した道明寺生地
「鶉巻」とは、白い革を竹や木に細縄で巻きつけ、
藁(わら)と煙草(たばこ)をくすぶらせて色をつけ、
縄のあとが白くうねるようにした革のことです。
店頭であまりにキラキラと美しく
4つ買う予定が6つになった原因の御菓子
大正2年(1913)初出。
ムチムチ、道明寺、白小豆香る~
原材料:砂糖(国内製造)、道明寺粉、白小豆、氷餅、水飴/コチニール色素/122kcal
●菖蒲饅(あやめまん)
薯蕷製 御膳餡入
葉が伸びる姿そのままに
丁寧に一葉ずつ筆で描きあげました
大正 7 年(1918)初出
筆感じる水墨画や水彩画のような透明感。
うーん。美しい。
ムチムチ薯蕷にたっぷりのこしあん。
い~いかおり
原材料:砂糖(国内製造)、小豆、山芋、上用粉/クチナシ色素/138kcal
●井出の里(いでのさと)
きんとん製 小倉餡入
井出(手)は、現在の京都府綴喜(つづき)郡井手町にあたり、山吹の名所として知られていました。そのため「井出」の名のつくお菓子には、山吹の花の色、黄色がよく用いられます。
とらやさんのきんとんって
美しいを通り越してスゴイ。
芯(土台)が座っていないと
美しくならない(乗らない)だろうし。
芯は小倉(粒)餡。
美しく美味でございました
ご馳走さまでした!
※薯蕷ときんとんのみ翌日まで。他当日。
今日もお付き合いいただきありがとうございます