あ2月初旬、娘(二女)が胎内に2番目の赤ちゃんの命を宿して5ヶ月目ということで、安産祈願のため霧島市にある石體神社に祈祷を受けに出かけた。

 

 

参列者は、娘夫婦に2歳の長女、ムコ殿のご両親、そして私たち夫婦と家族総出である。

 

 

安産祈願の由来をインターネットで調べて見ると、別名「戌の日詣り」とも言い、妊婦が安定期に入る5ヶ月を迎えてから最初の「戌の日」にお参りするのが習わしと記されている。

 

 

犬は多くの子犬を短時間で次々に産むことから、昔から安産の象徴と考えられているとのことで、「戌の日詣り」はそんな犬にあやかり、安産を祈願したことが由来らしい。

 

 

犬の誕生と人間の誕生を同じレベルで例えることに少し抵抗はあるが、「赤ちゃんが無事に産まれますように」という気持ちを込めて、神社仏閣で祈祷してもらう。

 

 

これは日本独自の風習で、古くから受け継がれてきた伝統行事らしい。

 

 

鹿児島でも有名な安産祈願の神社や寺は何箇所もあると紹介されているが、霧島市の石體神社もそのひとつで、古くより安産祈願の神社として知られ、当日も妊婦さんやご家族の方が多数見えていた。

 

 

受付を済ませた後、順番に20名位が本殿に入り、厳かな雰囲気の中で神主さんから祈祷を受け、中に入りきれない家族は外から様子を見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

地球の歴史は約46億年、人類の歴史は諸説あるが数十万年前から数百万年前に遡ると言われており、その中で人間の寿命は80~90年、

 

 

永い永い地球の歴史、人類の歴史に比べると、今を生きる我々人間は僅か点の時代を生きている。

 

 

そして、いつの日か我々の生きて来た歴史は消えてなくなる。

 

 

この僅かな点の時代、この世に色々な生物・動物が存在する中で、人間として生まれた喜びに感謝し、精一杯生きたいものだとつくづく思う。

 

 

はるか昔、大昔の時代から脈々と受け継がれてきた我々人間の命、先祖から受け継いできた命は今、こうして又、新しい命へと引き継がれて行く。

 

 

まさに命のバトンである。

 

 

娘には40歳を過ぎての高齢出産、共働き家庭、2歳の娘の育児等々、色々と不安もあるだろうが、折角コウノトリが運んできてくれた新しい命、

 

 

ムコ殿と娘の間だからこそ運んできてくれた尊い命、私たち老夫婦もこの吉報を喜び、元気でいる限り、生きてる限り温かく見守り、出来る手助けをしていきたい。

 

 

現在のところ、お腹の中の赤ちゃんは順調に成長しているとの報告を受けている。

 

 

神社で祈祷を受けた後は岩田帯を受け取り、同じ霧島市にあるカラオケ店に移動、

 

 

そこで老舗料理店から取り寄せた「祝い膳」をいただき、改めて家族身内で出産の無事と赤ちゃんの健康を祈って乾杯!

 

 

アルコールも進んだところで、私も久しぶりのカラオケでノドが鳴り、ムコ殿のお父さんと2人競演で昔懐かしい昭和のヒット曲を交互に歌合戦、楽しい時間を過ごしたのであった。

 

 

 

ジーさんのがなりたてる歌声で、さぞかし娘のお腹の中の赤ちゃんもビックリしたことだろう。

 

 

私にとっては6人目の孫となるが、この孫の成長を楽しみに、改めて健康に留意し、いつまでも見守り続けたいと願う昨今である。