【泣き虫人事の新卒採用ブログ】ゲームハッカソン「Switch」でまたもや・・ | 泣き虫人事の新卒採用ブログ

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「ゲームの力で世界に幸せを」をミッションとする株式会社アカツキ新卒採用担当小能の個人ブログです。
もうすぐ30歳ですが、感極まりやすくて困っています。日頃の雑感などをつらつらと綴ります。

こんにちは。アカツキ採用担当の小能です。
ブログの更新がご無沙汰となりましたが、皆様お元気でしょうか。

アカツキでは来る12月13日(土)14日(日)夏のインターンシップ後、3ヶ月にわたり準備を進めてきました冬期インターンシップゲームハッカソン「Switch」を開催しました!

02Switch

約3ヶ月、関東関西を初め、北関東や中部、北陸などにも遠征し、その中で出会えた数多くの応募から実際に参加いただいた32名の学生。出会った時から、わくわくを与えてくれた人たちばかり。

01集合


そんな32人が異職種の人との慣れないコミュニケーションや、プロダクト創造における未体験のトラブルを乗り超えつつ、最高のものづくりにコミットする姿。例に漏れず、またエンディングでうるうるしてしまいました・・

この「Switch」に込めた思いも含め、綴りたいと思います。
(今回も長文です)

■冬期インターンシップ「Switch」グランドルール
"ものづくりのワクワクを大切に開発をする"


03ワクワク


僕たちの仕事は、誰かに言われたものをただ作業的に作成するものではない。

ましてや、会社の偉い人がつくった仕組みの中で、
指示書をもらって、ただ運用してゆく仕事でもない。

生み出すプロダクトの先にいるユーザーが、
もっとエキサイティングな毎日を過ごせるよう、
自身のワクワクをカタチにしてゆく仕事。

そして、自身の中のわくわくをカタチにする事が
1億人単位に本当に影響を及ぼすかもしれない仕事。

その「わくわく」を胸に、魂をこめたプロダクトのSwitchをオンにしたとき、世の中に影響を与え、もっと大きなワクワクが胸に宿ってゆく。

"ものづくりの仕事をする喜び"を実感しながら、創造活動に取り組んでほしい

そういった願いを込め、2日間臨んでいただきました。

■プランナー・エンジニア・デザイナー
 異なる職種が1チームに集い、2日間でアプリ開発

今回のインターンシップは「ハッカソン」形式です。
プロダクトの企画に始まり、プロトタイプ作成までを2日間で行います。

04ハッカソン


webサービスやゲーム、あるいは人々を熱狂させる場作りをしてきた「プランナー」。最新の技術や、プログラミング言語の本質に興味をもち、学生ながらにコツコツとプロダクト開発力を高めてきた「エンジニア」。イラストはもちろんのこと、ターゲットに与える体験そのものをデザインしプロダクトに世界観を与えてゆく「デザイナー」

厳しい選考をくぐり抜けた各職種志望の学生が5~6人でチームを成し、それぞれに与えられたテーマを軸に、プロダクト創造に取り組んでいただきました。

「Oculus Rift」「 グローバルゲーム」「ゲーミフィケーション」の3つのコースに別れ、「世の中へ与える影響度」「魂を込められているか」「プロダクトの完成度」を審査基準として競い合います。

3コース


■90分という短時間での企画決定を実現させる「アイデアソン」

チームビルディングの後は、90分でアイデアを出し決めきる「アイデアソン」を実施。アイデアを飛躍・収束させる仕掛けが満載です。
※実施にあたっては、かねてより応援団としてアカツキを支援いただいていますHack campのChief Hackathon Officer 関 治之様に監修いただきました。(誠にありがとうございます!)
「マンダラート」によるアイデア連想
プロダクトにまつわる連想ワードを、芋づる式に広げてゆきます。

「フラッシュアイデアスケッチ」
ディスカッションの後、4分で3つのアイデアの骨子を作成!

「フラッシュアイデア」×「智慧カード」
40の発明原理により、アイデアを飛躍させる「智慧カード」をもとにフラッシュアイデアの飛躍をさせます。

評価手法「ハイライト法」
まるでアイデア博覧会。ものの1時間で生まれた100を超えるアイデアを皆で評価しあいします。

プレゼン決勝戦
会場より多く評価を得た上位2案+情熱枠の3案。班内アイデア決勝戦を行います。


一部、延長戦で議論を続けた班も出ましたが、
各チーム、ものの90分で開発プロダクトが決まりました。

■プロダクト完成にむけ、各職種メンターがサポート

各チームには、取締役・GMクラスがメンターとして参画。またテクニカルサポートとして、アカツキの最前線で新規プロダクトを創造するメンバーが、各チームの開発における具体的な課題をサポートしました。※さらにOculus Riftコースにおいては、Unityエバンジェリストの高橋啓治郎様にお越しいただき、直々にサポート!

二日間でものづくりの喜びを感じてもらえるよう
アカツキとしてもバックアップ体制を整えています。

■異職種のメンバーが集う事により、すれ違うコミュニケーション。最高のものづくりは、最高の組織づくりから生まれる事を信じて

「こういった混合チームのハッカソンは初めてで戸惑った」
「どの素材がいま必要・・など、想定外のスケジュールが発生した」

プロダクト創造における理想と現実の差分を理解できなかった」
「いつも当たり前だった専門用語が全く通じなく、
 振り返ると相手本意になれていない自分がいた」
「相手の仕事を理解していないが為に、発言を躊躇してしまった」
「仕事を分担しすぎて、重要な意思決定がぶれてしまった」

「疲れと眠気で、言葉がキツくなってしまっていた」
気づけば、みんなのワクワクが、微妙にズレていた

それぞれ職種の異なるメンバーが集う事により、おこる衝突。開発が進むにつれ、少なくなる会話。微妙な理解の差が生み出す、小さなストレス。多くの企業が同様の問題に直面していると思います。

アカツキは、1人の天才がイノベーションを生むのではなく、カラフルな個性がつながりあうことで、イノベーションが生まれると信じています。

そして、
"最高のものづくりは、最高の組織作りから生まれる"と、そう信じています。同じ方向にむかい、ワクワクをもって開発できるよう、当インターンにおいても、コミュニケーションや振り返りの場も用意しました。

Yes and(アイデアを殺さず活かすための、聞き手姿勢の体感ワーク)

KPT(Keep Problem Tryにわけて考える、プロジェクト等の振り返り手法)


2ストライク2ボール(相互に思いやりをもち、長所・改善点をいいあう場)



※そしてレッドブルジャパン様から協賛、レッドブルタワー!


■2日間で全チームが、プロトタイプを完成。ハイレベルな発表


2日目の17時、発表がはじまりました。

Aチーム Oculus Rift で 宇宙旅行
 数億円かかる人類の夢「宇宙旅行」を、VRで自宅で体感

Bチーム Oculus Rift で エコ意識
 "虫の視点"からゴミにあふれた世の中を、強く認識できるゲーム




Cチーム ノミからはじまる下克上ゲーム 
   食物連鎖にさからい、強者を倒す快感を!


Dチーム ママの食育アプリ
 子供のフェーズにあわせたゲーム型食育学習アプリ

Eチーム 友人との約束を活かした、勉強補助ゲームアプリ
 「友人同士の約束」を活用。勉強を継続させるゲーム型アプリ



Fチーム お絵描きランアプリ
 ランニングの軌跡で、お絵描きを。楽しく走れるゲームアプリ


全国から集い、メンバー皆がワクワクするプランを描き、
デザイナーが描いた世界と素材をのせて、エンジニアが実装する。そしてその構想と未来をプランナーが描いてゆく。それぞれの役割を全うしてきた姿とハイクオリティな発表をみて、実はここで個人的にすでにウルウルしてました。笑

■優勝はA班の「Oculus Rift×宇宙旅行」をテーマにしたTerra Forming
 2日間とは思えない完成度の高さ


一度は皆が憧れる宇宙旅行を、リアルに体感。
「Terra Forming」が総合優勝を獲得。

NASAの発表データを細かく研究し、リアルな火星旅行を再現。宇宙独特の「無重力感」も、2日間で実装完了していました。


また、一時的な遊びに終わらぬよう、それぞれの星のフィールドを用意し各星に街を創造してゆくという、継続性も示してくれた点も評価ポイントとなりました。

また、敢闘賞でE班「JOYST」も選出。


学習ゲーミフィケーションでよくある、ほめるタイプのアプリとは逆張りの発想。ペナルティをベースとして友人との約束とドロップアウトを活かした考え方や、勉強以外にも広がってゆく可能性がポイント。また優勝こそ逃したものの「明日にでもリリースできます」という2日間とは思えない完成度も加点となりました。

■「Switch」に込めた、もうひとつの意味

02Switch

この2日間で生み出すプロダクトが、世の中を変革させてゆくSwitchになってほしい。それとは別に込めた思いがあります。

この2日間が、参加いただいた皆にとっても
人生を変えたきっかけとなる変革点であってほしい。


そういった思いが込められています。

「初めてで悩む事も色々とありましたがこんな経験が自分をとても大きく成長させてくれると思える、貴重な2日になりました。一層技術を高めていきたいと身がしまりました」

「何より力不足で自分を戒められたのがよかった」

全く違う能力をもった人材が、一つのモノを創るワクワクを体感できてゾッとした

想像以上に熱くわくわくするインターンで、優勝できなかったのが本当に悔しかった」

「小さな時は、負けたら悔しくて泣いていた。大人になったらいつしかそうでなくなった。その理由について本気で考えたくなる2日間だった」

最近、何もしなくてもいいやという無気力感につきまとわれ、だらだらする生活が続いていました。しかし、エンジニアという役割を担って皆で作り上げていく感覚が楽しくてたまらず、やっぱり、エンジニアとして生きていこうと思えましたよれよれの古びたONなのかOFFなのか分からないスイッチが、しっかりと補修されて100%ONの状態に戻ったような清々しさです

もうそんなん言われたら、「泣いてまうやろー」です、ほんと。
個人的にも様々な壁にあたり、悩み多き3ヶ月でした。それだけに、
人事冥利に尽きる、本当にありがたい言葉です。

■アカツキにとってのSwitch、それぞれのSwitch

そして、このインターンはアカツキにとっても、
間違いなく変革点Switchとなる2日間だったと思います。

01集合

想像しえないような未来にワクワクを描き、難しい問題に取り組み、次々とおこる課題に、互いを思いやり合いながら、フルコミットして向き合っていく。

2016年度生は、100年続く企業を目指すアカツキにとって新卒2期生となります。入社2~3年後には事業を牽引するトッププレイヤーになってもらうと同時に、文化の大切な担い手として大きく期待しています。厳選採用をこだわってきましたが、インターン生の姿に、未来のアカツキが少し見えた気がします。

インターン生もアカツキも、そして僕もそう。2日をSwitchとできるかはこれから次第。一緒に"ワクワク"をもって世の中を変革させていきましょう!


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