大学講師デビュー!人生をジブンゴトとして捉え、歩んでゆくということ | 泣き虫人事の新卒採用ブログ

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「ゲームの力で世界に幸せを」をミッションとする株式会社アカツキ新卒採用担当小能の個人ブログです。
もうすぐ30歳ですが、感極まりやすくて困っています。日頃の雑感などをつらつらと綴ります。

こんにちは!
アカツキ新卒採用担当の小能です。

前回のエントリ「あろうことか人事が泣いた、夏のインターンシップ」について、4,000人以上の方に見ていただく事になり、びっくりしました。やや恥ずかしいですが、たくさんの反響をいただき、ありがとうございます。



1ヶ月ほど前になるのですが、
大学の先生としてデビューいたしました!



実は昔、、
学校の先生になりたいと思っていました。


今回さすがに
授業で泣いたりはしませんでしたが(笑)
授業後の皆さんの感想カードをみると、
昔に描いていた一つ夢が叶ったようで、
とても感慨深いものがありました。

学生みなさんに届けたい想いでもあるので
改めてブログにしたいと思います。

◆講義テーマは
 「現代ビジネス最前線」
 ゲームの力を活用して、
 人々のココロを動かす
 "ゲーミフィケーション"について


今回授業を行ったのは、武蔵野大学。





有明や国際展示場駅のそばに位置し、
窓からは台場の海景色。

建物の屋上は芝生公園になっている、
とてもおしゃれな環境です。


テーマは「現代ビジネス最前線」

トヨタや、博報堂など
超一流企業において
最前線で働く皆様を招聘し、
現代ビジネスにおける
リアルな潮流を学ぶ、素敵な講座。


当社代表塩田の
MBA同期生でいらっしゃった
渡部先生のお声がけがあり、
このたび実現いたしました。

(渡部先生、誠に、
 ありがとうございます!)


正社員が40名にも満たない

そんなアカツキが、
こうやって名だたる企業様と
ご一緒できるのも光栄ですし、

20代の先生を招聘した
試みも珍しいとのこと。

世代もそう違わない
自分たちだからこそ話せる事、

ベンチャーの世界にいるからこそ
伝わる事をお話しました。

◆授業で伝えたかったのは
 "人生そのものを、
 ジブンゴト化"するということ



ゲームシンク


・ロジカルシンキングならぬ
 ゲームシンキングとは何か。
・ゲームを構成する要素
・内発的動機と外発的動機、
 利他的動機と利己的動機
・アカツキの構想する新規事業領域
 "ゲーミフィケーション"企画体験


「現在ビジネスの最前線で、
 何が行われているかを知り、体験する」


授業の内容は
上記が本筋なのかもしれませんが、
そんな小手先の知識やテクニックよりも、
何より伝えたかったのは、以下のこと。

・自分の人生を
 「ジブンゴト」化するということ。

アカツキという、
マンションの1室で立ち上がったベンチャー。

そこにいる数十人の社会人が、
今日も全力で生きている。

つくりたい社会にむけ、
高い目線と熱量をもって、
自己成長を楽しみながら、
仕事をしている。


授業は話をきくもの?
単位をとるもの?
就活に有利になるように、
優良な成績を稼ぐためのもの?

そうじゃなくて、
自分で出る事を選んだ90分。
せっかく割いている
この貴重な90分を、有意義にしてほしい。

ジブンゴトとして捉えて、
何か一つでも持ち帰ってほしい。

そして、
成長する事自体にある、
その嬉しい気持ちを感じて

学ぶ事、自身の価値を高める事
そのものを楽しんでほしい。

そんなメッセージをこめて
授業をデザインしました。

授業ルール


◆何気ない授業時間も、大切な気づきの時間。
 その気づきや感情が、代え難い報酬になる。

 アカツキの目指す社会ビジョン
「感情を報酬に発展する社会」

資源や資本は奪い合いになるけど、
幸せは無限大に生み出せる。

モノはあふれていても、
ココロが満たされていない

そんな現代ではあるけど、
だからこそ、
やりがいや生き甲斐等を感じ、
夢中でとりくめるものがある、

感情的に満たされた
社会をつくっていきたい。


今回の授業でも、
単位がもらえるとかいったような、
外発的な動機ではなく、

学ぶこと、そのものにある喜び
に、
自分の人生を主人公として
歩いている事
に、

改めて気づいてもらえる人が、
少しでも増えればと思い、
授業にのぞみました。


シェアタイム


◆"人だからこそできる価値"
 が求められる時代。

技術の進歩もめざましい現代。

コンピューターの知能も
人間の知能を超える時代が
すぐそこにきているし
外国人労働者も
たくさん日本にやってくるでしょう。

この時代を生きる私たちは
"人だからこそ、出来る価値"を、
必死で磨き続けなければならない。

20代は自身だからこそ
できる価値を探し、見つけ、
磨き続ける。

30代になって、
きちんと自分の色をもって、
価値を創造できる人財になる。 

これは、これからの世の中を
前向きに幸せに生き抜くための、
必須条件なのではないでしょうか。


そして人は、社会的な生き物。
周囲に価値提供できた時に、
大きな喜びが生まれる。

成長する度にも、喜びがうまれるし、
成長した個がつながりあったときに、
もっと大きな価値が生まれ
もっと大きな喜びが生まれる。

しかしながら、
敵を倒したら経験値がたまり、
レベルがあがるドラクエみたいな
RPGのように、
現実社会では成長を感じにくい。

やすやすと夢中になれるような
世界観はそうそう用意してくれていない。

だからこそ、
自分の人生を夢中になれるような環境を
自身で、模索し、創造してゆく必要がある。

魅力的なゴールをつくり、
ちょっと難しいルールをつくり
適切なフィードバックを与える

そんな風にゲームが創られています。
義務じゃなくとも、自発的に参加し、
夢中になっていく世界が創られています。

もし魅力的なストーリーも、
チャレンジする難題もなかったとしたら
街をでて周辺のスライムを倒し、
ゴールドを稼ぎ、街に戻る事は、
何かの繰り返しでしかない。

これは自分の人生にも
言えるのではないでしょうか。

・魅力的な目標を見つける
・成長実感ができる
 毎日のサイクルをつくる
・一緒に道を歩む
 仲間とのつながりをもつ。

日々ある楽しみを、
自ら創りながら生きるも、
ただの繰り返しと捉えて割り切るも、
どういう人生を歩むも、自分次第。

人生を決めるのは親でも
学校の先生でも、ましてや、
企業の人事でもない。

まぎれもなく、自分。

人生をジブンゴトとして捉え、
自分だからこそできる価値を日々磨いて、
魅力が増してゆくストーリーを、
自身で描き、歩んでほしい。

もっと自分の人生のこれからに興味をもってほしい。
この90分にも、自ら向き合ってほしい。

何気ない授業も学びが有り、魅力的な時間にかわるはず。

そんな授業にしたかった。

皆さんが下記のような感想をよせてくださいました。

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ベンチャーで働くことにも
興味をもてたし、きちんと
意志をもって働くことの大切さを
知る事が出来た。

社会で働くことに
明るいイメージがなかったけど
イキイキと働いている社会人の方をみて、
生き方そのものがとてもいいなと思った。

ゲームの力を活用して、本当に
世界が変えられるんじゃないかと思った。

パワフルで高意識に働いている人が
いる事をしれて、とても刺激になった。

普段のアルバイトなども、
もっと貴重な場に変えられる気がした

この何気ない90分を、
無駄にしていた気がする。
大切にしたいと思った。

幸せな30歳になれるよう、
自身の価値を高める事に、
貪欲になりたいと思った。

自分の中にある、内発的動機について、
ちゃんと向き合いたいとおもった。

この夏、自身を高める為に、
活動をしていきたい。

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今回、大学3年生が中心だったのですが、
就職活動を意識し
すでに行動している人も10名程度、
冒頭にベンチャー企業に興味があると
手を挙げたのも、
2~3名でした。

130名ほどの学生にとっては、
よくある授業の一つなのかもしれません

でも、意図が少なからず
伝わっていることがわかり、
やっぱり嬉しかった。

そんな「泣いてまうやろー」
的なコメントを読みながら

講義をコーディネートしている
渡部先生と一緒に、美しい食堂で食べる
パンケーキはとても美味しかったですw


自身にとっても、とても貴重な体験となりました!

渡部先生、授業に参加してくれた
学生の皆さん、ありがとうございました!