雨水(うすい)・二節気

2月19日ー3月4日頃

 

寒気が弛み、降っていた雪が雨に変わり、積もった雪や氷が溶け始める時期。この雪や氷が溶けてできた水は養分を含んでいるので「養花雨(ようかう)」とも呼ばれ、大地を潤し、草木にいきわたる生命力の源の水ともいえるでしょう。

 

「三寒四温」という言葉をよく見聞きするのもこの時期。

意味は「三寒:3日ほど寒い日が続いたあとに、四温:4日ほど暖かい日が続く」という意味で、この時期の寒暖の周期を表現した言葉です。

 

立春に咲き始めた梅が満開になり、その他の草木が芽生える時期とされ、その名も「雪を割いて咲く」雪割草が咲くのがこの頃。大地が日差しや雨で弛むため、耕すのも楽になるので、農耕をはじめる目安とされています。

 

いろいろと調べていたら、「雨水にひな人形」というキーワードを見つけました。雨水の時期の終わりはちょうど3月3日頃なので、そうなのですが、読んでみると、「ひな人形は水に関する行事」とのことで、「厄落としのために人形を水に流す」風習が昔はあったそうです。立春を過ぎるとひな人形を飾り始めたそうですが、「養花雨」と呼ばれるほど豊かな水の季節・雨水に「ひな人形を飾ると良縁に恵まれる」という言い伝えもあるそうです。

 

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この時期になると、成澤先生が練習中に繰り返し解説する言葉があります。先生のブログから引用してご紹介します。

 

「真冬の間に、しっかりとした“養生体質”の実感があると寒気における悪影響は受けにくい・・・・・」養生体質とは適度な運動から得られる「高酸素・高体温」、寒さに対する備え「防寒 をしっかり行い寒気を体内に取り込まない」、「鼻水や痰をきちんと体外に出し、体内に取り入れない」

 

「雨水は春の2段階め、春夏秋冬の一番最初のいいスタートを始めるための準備に入るのに良い季節です。物事は何でも、最初のスタート時点の意識がとても重要で、中でも心身感覚は、深層心理の奥底まで関係してくるので、こうしたことを含めて“備えあれば憂いなし”を実感しています。」

 

 

練習形態が変わり、サイトリニューアル中ですが詳細はこちらから👇

 

こちらは2021年の成澤先生の雨水について説明しているブログです。