立春 (りっしゅん)・一節気

2月2日~4日ー2月17日~19日

 

「暦の上では春」とは旧暦で言うところの1月~3月 (新暦の3月~5月)、「立春から立夏の前日まで」を指すそうです。「夏も近づく八十八夜・・・」と歌にもありますが、この「八十八夜」とは立春から数えて88日目のことで、中国で作られた「二十四節気」という季節の数え方が、日本でも使用されていたことが、この歌から伺えます。

 

立春は「春の始まりの日」、二十四節気の正月にあたる日です。「新暦の正月」「旧暦の正月」だけではなく、「二十四節気にも正月!!!」となると、昔の人は混乱しなかったのか・・なんて思いもしますが、新暦を取り入れる前の暦では👇

 

「旧暦は冬至から2回目の新月の日を1月1日とし・・・」という決まりがあったそうです。冬至は12月20日~22日(新暦)頃で、2回目の新月は1月21日~2月20日(新暦)の間、ちょうど大寒~立春の期間に旧暦の正月は巡って来る計算になるそうです。もう少し簡単に説明すると「立春に一番近い新月の日が旧暦の正月」と言うことです。

 

調べていたら、面白いことを見つけました。「約30年に一度、立春と旧暦の正月が重なる年」があるそうです。つまり立春の日が新月(朔)となる 立春正月があり、“朔旦立春(さくたんりっしゅん)” と呼ばれています。前回の朔旦立春は1992年で、次回は2038年の予定です。

 

早咲きの梅は大寒頃に咲くものもありますが、一般的にはこの立春があちこちで見られるようになる時期でもあります。

 

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成澤先生の「立春について」まとめられたブログからひとつ引用したいと思います。

「立春・・・・・この時期から、日差しが日に日に強く増していき、草花や生き物達全てが活動の気配を見せ始めます。人間も精神と肉体のバランスの調和をいい形ではかれていれば内面の「力」も日に日に増し続け宿っていることを実感できます。・・・・・分析してみれば、活力があり、楽しいところに「笑顔」はいっぱい生まれ、人々は集い、語り合います。・・・・・「笑う門に福来る」というのは科学的に見ても、常識的に感じても解るものです。人は「喜怒哀楽」の中で、毎日大切なことを学び続けます。四季折々の中で、時に辛いことに耐え、悲しみに対しては慈しみをと思い、そこから楽しみと喜びの素晴らしさを感じ取ります。だからこそ自分のために笑い、人の「笑顔」を大事にしたい為に、笑うことを知るのだと思うのです。・・・・・」

 

新年のお祝いの言葉として、よく中国で使われるもののひとつに「開運招福」があります。その言葉を成澤先生は「運を呼び込む門を開け、幸福の神々を招き入れる準備ができていますか」という意味と説明しています。運を開き、福を招くためには「自らその門を開く」、その門は新しい可能性の門かもしれません。自身の中にある心の門かもしれませんね。

 

 

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こちらは2021年の成澤先生の立春について説明しているブログです。