今回のGT-R…こだわっていますねぇ~…『大人の為のスポーツカー』と言う印象を受けました…


なんと言っても気になるのは「独立型トランスアクスル4WD」

クラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、リヤデフと一体化しているそうです。

重量を前と後ろに配分する事で動作安定性と回頭性を向上させたのですね。

※全日本GT選手権に参戦していたスカイラインGT-Rが2003年にトランスアクスル方式を採用し、ドライバーとチームの両方でチャンピオンを獲得しています。


昔、シビックに『タイプR』が出た際は各パーツ・レイアウトを数センチ下げる事で動作安定性を格段に向上させました…しかし今回の「独立型トランスアクスル4WD」はソレを遥かに超えて、もう斬新過ぎます!!


…他にも、

ビルシュタイン製ダンプトロニックシステムサスペンション(ダンピングを制御するそうです)やブレンボ製キャリパー(F:対向6ポッド/R:4ポッド)にドリルドローター(ブレンボはお約束ですね)、トランスミッション・ショックの減衰力・駆動力配分の3つをセンターコンソールに配置されたボタンで簡単に設定の変更ができる点、等等…こだわりが随所に見受けられますね。


今回のGT-Rは3.6L・V6ツインターボEgを搭載し最高出力480PSを叩き出しているワケですが、2t近い車重のハイパワーターボマシンだけに、サーモスタット付き空冷オイルクーラーとラジエータ加圧システム・大流量水ポンプを装備…油水温への配慮も欠かしていないんですね…。


R純正のアルミと言えば、走り屋間でも高値で取引…いやいや(汗)、ワシマイヤー製(BBS)鍛造アルミを想像しますが、今回もそうなんでしょうかね?


…ワシマイヤーと言えばピンこないかも知れませんが、BBSのアルミを製造している会社です。F1マシンのアルミホイルの9割を手がけるのがBBS…それを製造しているのがワシマイヤーなんですね。話が逸れています…きっと今回もワシマイヤー製でしょう。(笑)

※尚、ワシマイヤーについては下記URLを参照下さい。

http://www.ono-group.co.jp/home/group/washi_mai/index.html

http://www.bbs-japan.co.jp/about/about_F1.html



しかし今回のGT-R…ナケナシがなんと言っても気になるのは『足回り』です。(…やっぱり)

d( ̄▽ ̄;)


あまりに柔すぎる足だとハイパワーについてこないでしょうし、硬すぎると乗り心地を損なうのはもちろん、荷重移動が困難な『乗りづらい車』になってしまいます。

480PSのハイパワーマシン…どんな足回りを採用しているのかが非常に気になりますねぇ~。




…さて、GT-Rから話を反らして…(爆)


何でナケナシが足回りに気を遣うのか…少しお話させて頂きましょう。


山小僧だった方なら同感して頂ける方も多いと思うのですが…高速運転を楽しむ際、ドライバーが『車の挙動を確認する』のに一番神経を遣う体の一部はどこでしょう??




…個人的には『尻』なんです。(照)

(//▽//)




シートから尻、そして背中へと伝わってくる『振動』でタイヤの接地感(食いつき感)、サスの伸び縮み具合を掴み取るんです。だからシートポジションにこだわったり、薄っぺらのバケットシートが必要だったりするんですね。

(※バケットシートについては、もちろん横Gで体が左右しないようにホールドすると言う大きな役割もありますが…)

d(^.^;)





今回のGT-Rも歴代同様、ヘビーウェイトのマシンなワケで…ライトスポーツ系のマシンと比べるとかなりマシンの挙動が掴みづらくなります。


足を柔らかくすれば直進状態での荷重移動は容易(もちろんロールが大きくなり旋回性能は落ちます)ですが、柔らかすぎても480PSにはついていけません。

逆に、足が硬すぎるても旋回性能こそ上がりますが、挙動がピーキーになります。

そしてこれに先ほど言ったヘビーウェイトが災いすると更に、荷重移動が行われているか否かの判断が、ドライバーにとって非常に難しくなります。

(;-_-)



ホイールベースの2780mmと言う数字だけを見るとコーナーリング性能が気になりますが…ソコに日産の技術を集約したであろう「独立型トランスアクスル4WD」を搭載…これは旋回性能に非常に期待が持てそうです!!


リリース時で480PSを発生させる日産GT-R…スピードリミッターカットで310km/hも可能だそうです。

今までに無かった『最高のパワーと技術』が詰まった今回のGT-Rは、まさに『大人の為のスポーツカー』と言えるのではないでしょうか。


【全長】 4655mm

【全幅】 1895mm

【全高】 1370mm

【ホイルベース】 2780mm

【排気量】 3799cc

【最高出力】480PS(6400rpm時)

【最大トルク】60kgm(3200~5200rpm時)

【タイヤサイズ】 F:255/40R20、R:283/35/R20

【車両重量】 1740kg



…てなワケで、zenmai-oyaziさん、『OYAZI-Racing』を結成致しましょう!!
d( ̄▽ ̄;)