トレーニングの原則 自覚性の原則 | 元ラガーマン理学療法士のコーチングについてのたわ言

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自覚性の原則
    トレーニング部位、または目的を意識して行なう。人間の脳は基本的に抑制系(不必要な力の制御)が中心に作用しているので、目的を自覚して行わないと効果が不十分になる。

     少年スポーツにおいて、指導者の自覚性がこの原則に大きな影響を与えると考えます。同じ学年でも、身体的精神的発達に差がある中で、一律の指導方法で、子ども達がその真意を理解できているか?指導者は常に子ども達の反応を確かめないといけません。

     サッカーのボールタッチの技術向上の為にリフティングが推奨され、リフティングの回数にこだわる指導者も沢山いますが、本来の目的は様々な身体部位への当て方、ボールコントロールを習得する、そして、遊び感覚でボールに触れる事ではないかと思います。

     しかし、子ども達の中にはリフティングが上手くいかない?から楽しくない、そしてやらなくなる!という負の連鎖を陥る場合もあります。

     そこで指導者は、「できないのは努力が足らない!」と一決するのではなく、他のボールタッチの練習方法を提示するなど、子ども達が自覚性を持って取り組みやすい「努力の入り口の選択肢」を沢山持つべきです。