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白血病ウイルスの簡易検査は陰性(-)なのに、遺伝子検査は陽性(+)となっていた、ミステリーてんぷら皇子。



↓コチラ前回記事↓



以下が時系列概要。
(抗原検査はよくあるSNAP、簡易検査です)

2017.4.21    FeLV(+)抗原
2019.6.5      FeLV(−)抗原
2019.8.30    FeLV(−)抗原
2019.9.4      全血中に微量のFeLV遺伝子あり
2019.10.4    全血中にFeLV遺伝子あり陽性
2019.10.21  FeLV(−)抗原


8/15に同居猫のさくらの姫様が亡くなり、部屋にひとりぼっちになってしまったてんぷら皇子。


さくらの姫様が亡くなった後はうちのエイズ組と合流させて里親募集するつもりでした。

しかし上記の様な謎の検査結果で、合流させれず…


獣医からも曖昧な回答しか得られず、大変困って、色々調べたのが前回のブログでした。

調べた結果、恐らくてんぷら皇子の保有する白血病ウイルスに感染性は無いと思えました。

が、獣医からの後押しが無いと、流石に怖くてエイズ組に合流させれない。

万が一が有ってもいかんし…

いうても素人がネットで調べた情報だけだし。

あっ、そうそう!前回記事を見た関東のボラさんから
「うちにも同じ状態の子が居る」
とinstagramよりDM頂き、詳細を伺いました。




そこで一先ず、この時点での獣医の見解を纏めます。

獣医はピンキリ

ってのがよく分かるかと思います(*_*;
(どこの獣医かは言いません。が、①は普段私は使わない病院の獣医です)



①「全血での遺伝子検査が陽性なら感染するでしょうから隔離が良い。遺伝子検査は簡易検査より感度が高いですから。」

恐ろしく間違った事を言ってます
全血でのFelV遺伝子検査は簡易検査(抗原検査)より感度が劣ります。

↓外注検査機関の説明にもその旨はしっかり記載されてます。

あ、コイツに何言っても無駄だな、と思い、もう何も聞きませんでした。。。

悪い人ではないんでしょうけどね…獣医である以上、悪い人でもええから確かな知識と診断力を持って頂きたい。





②「8歳まで何も無ければ、大丈夫なんじゃないでしょうか」

関東ボラさんが獣医さんからそう言われたそうです。

これは白血病キャリアが遅くてもこの位の年に発症するから言われたんだと思います。
(感染した年齢にもよるので一概には言えませんが)

でも私達猫ボラはそんな事が知りたいんじゃないんですよね。

その子が里親募集出来るのか否か、

また白血病キャリアと一緒にできるのか、そうでなく他の子たちと一緒にできるのか…

そこなんです。

多頭抱えてると、1匹だけを隔離してしまえば関わる時間は恐ろしく減ります。

人馴れしてる子にはそれこそ多大なるストレス。

若猫を8歳までひとりぼっちで隔離とかしたくないですものね。





③「済みません、このケースは初めてなのではっきりしたことは言えません。詳しい先生に聞いてみたほうが良いと思います。」

最近使ってる地元のO病院さん。正直にそう言って下さりました。


そして実はこの先生がきっかけでてんぷら皇子の件は一気に解決に向かいました!



専門書をいくつか広げて情報を探して下さったんですが、その時先生が気づいたのです、

獣医学専門書のレトロウイルス関連の文章を記載してるのが大体同じ人であると。

「この方、レトロウイルス研究されてるんじゃないでしょうか?何とかこの先生に聞ければ分かるかもしれないですね。」

って事でその先生の名前を写メって帰宅し、経歴調べて、何とか連絡取ることに成功!

そして、てんぷら皇子の件についても
ご回答頂けました。゚(゚´Д`゚)゚。

本当に有り難い…

下手な獣医さんの回答よりも安心できる♪

だって獣医さんが買う専門書のレトロウイルスに関する記述をしてる人なんですものね(^^)


その先生は
「直接診察した子ではないので、あくまでも生活指導の範囲でしか回答出来ませんが」
との前提を置き、ご回答下さりました。

今回はその一部を転載します。

もし同じ状態で困っている方で、もっと詳細を知りたい場合は個人的にメッセージやinstagramのDM、FacebookのMessengerなどから連絡下さい。お答えします。

今回はあくまでご好意で突然の質問に対しご回答頂けました。
全文掲載して捉え違いなどされ、白血病ウイルス感染が成立してしまったりしても責任持てませんし、先生にもご迷惑になりますので一部のみに控えさせていただきます。


↓↓先生からの回答の一部↓↓




①一般的には、新たに同居猫を飼育することはお勧めできない。
②ただし抗原陰性という状況でしたら、感染力はかなり低下しますし
 導入される猫が、成猫でかつワクチン接種したものであれば高確率で安全は担保できる
③かなり低い確率で、他猫の飼育には感染リスクはありますが、飼育の判断は自己責任でご対応されると良いと思います。



てことで、やはり私が思ってた非産生性感染で合ってたみたいです(^^)/



その後市内のB動物病院に診察料だけ払って先生に訪尋ねてみたところ、こちらの先生も野良さんたちを沢山診てきてるだけあって直ぐに

「あ〜レアケースに当たっちゃいましたねぇ」

と仰ってました^_^;

そしてやはり、感染性は極めて低い、けど他猫との同居は自己責任で、との回答。


私の個人的見解としても、感染性ほぼないと思います。

ただ、いずれの先生も感染性を否定出来ないのは、潜伏感染や非産生性感染猫からのFelV感染の有無を調べる実験データが無いからだと思われます。

つまり「理屈上は感染しないはずだけど、実験してないから絶対とは言い切れない」訳です。
(研究者の先生は、『あくまで予測ですが、99%感染はしないと思います。が、あくまで予測なのでご参考程度に、』と仰ってました)


この裏付け実験がない故の安全策が、ワクチン接種推奨に繋がるんですね(^^)/
(これは私の『私見』です^^;)


あと余程のストレス負荷などで再熱する可能性なども考慮して、でしょう。

この「ストレス」は、人間のストレスとは少し違う意味合いを持ちます。

猫にとっては多頭崩壊の糞尿塗れから清潔な空間に移動する事も「ストレス」です。

だだ、再発は「妊娠など強い免疫抑制により」と主に記述されてるので、これもそうそう無いことなのだと伺えます。

というか、殆どの陰転猫さんが遺伝子検査までしてないのが現状だと思います。

うちは里親募集するなら更成る陰転証明に、と思って掛けただけで。

市内B病院の先生が仰ってました。

「そもそも成猫で保護した子たちも、実はお外時代に一度感染後してから陰転して、今回の様なケースの非産生性感染になってる可能性もある訳ですしね」


確かに!!


保護時or保護から2ヶ月後で陰性だった子に、わざわざ遺伝子検査までしないですもんね。


陰転した子で潜伏感染or非産生性感染の結果となる子は10%程(検査機関データ参照)。

少ないけど、極端に少ない訳でもない。あり得る。

つまり非産生性感染猫と知らずに、飼養または保護してる可能性はあると言うことです。


あ〜そうそう、Bの先生はこんな事も言ってました。

「恐らくこの子は先にエイズになって、その後に白血病ウイルスに暴露されたから、本来成猫なら排除しきれるのがこういう形で残ってしまったんでしょう」と。

なるほど〜凄い納得出来る!

だだ、ひとつ気になる実験データが有ります。


陰転猫自体、遺伝子検査に出ようが出まいが何らかの形で白血病ウイルスは保有し続けるみたいで、
「遺伝子が傷付くからリンパ腫リスク上がる」
と言う記述を何処かで見たことありますが、上記スクショの実験はその詳細といった感じですね。


そんなこんなで翻弄された日々に漸くピリオドを打てました。


最後に、ここまでダラダラ書いたことを要約した記述がコチラ↓




白血病ウイルス陰転猫は基本的に身体の何処かに白血病ウイルスを何らかの形で残しており、てんぷら皇子の様な非産生性感染の場合はリンパ腫発症してしまうケースもあるけど、殆どの陰転猫の寿命はノンキャリア猫と同じだという事ですね。


てんぷら皇子は今後も数カ月置きにFelV遺伝子検査に掛けるつもりです。


全血では60%の検出率しかありませんが、それでも3回続けて白血病ウイルス検出無しになれば、もう骨髄に少し残存するのみ、つまり晴れて普通の陰転猫と思ってもええかな、と。



レアケースだけに、陰転後のウイルスの増減などのデータもないでしょうから、もしかしたら時間かけて血中のは無くなるかもですしね。
(抗原は出てないから血中の白血病ウイルスも感染性は殆どないですよ、あしからず^^;)



でも念の為、保険には入ろうと思います(^^ゞ



次は「てんぷら皇子のプチ引っ越し」について記事upします。

instagramでネタバレ満開ですけど(笑)

お付き合い下されば幸いですm(_ _)m







11月更新しました。
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