いじめ問題は、議員になる前から取り組んでいます。
そして、議員として、さらに一人の大人として、今でも取り組んでいます。
子供たちが、仲のいい友達が、いじめられていると相談を受けたことが最初。
どうしたら、いじめがなくなるかはもちろんですが、どうしたら一緒に遊ぶことができるか、を考えました。
他の保護者とも話して、いじめている子供の保護者に話して、「責める」のではなく、「仲良くしよう」ということで進めていきました。

子供が、中学生になった時、すぐに仲良くなってみんなで一緒にいる生徒が、ある日から学校に来なくなったと相談を受けました。
担任、校長とも話して、教育委員会にも話して、対応していくことに。
子供達も、できることをしていきましたが、結果卒業式まで登校しませんでした。
しかし、卒業文集には寄稿してくれました。
内容は、涙が出てくることでした。
この文集を、議会答弁で使いたいと、校長を通じて保護者ににも確認。
当然、学校や指名は一切出さないこととしました。
了解をいただき、引用することとしましたら、当時の議長が、あろうことか外部の校長に漏らし、その校長数名が、議長に「中沢議員が、文集を使用していじめの質問をしないように」申し入れるという、馬鹿なことしました。
議員の質問権に、校長が介入するという、信じられない馬鹿な行動。
当時の議長が、中沢を呼び出し、質問をしないように言ってきましたが、当然拒否。
校長に、質問を漏らしたこと自体を問題とする、と言いましたら、言い訳。
きちんと質問をして、議事録にも残っています。

議長となって、議長公式訪問で全施設を回りました時、2中学校だけ、露骨に嫌な顔をしました。
1校は、校長で、もう一校は教頭。
事前に、当然教育委員会と議会事務局、学校が調整しているにも関わらず。
さっさと帰れ、という態度が露骨でしたので、帰ってから教育長に抗議。
今後、この2校の予算に関しては、考えると伝えました。
子供達は、議会ということを勉強していかなくてはならない。
なぜなら、日々の生活において、政治と関係のないことはありません。
鎌倉市議会議長が、公式訪問しているのだから、表面的にでも迎えるのが大人であり、公務員。
他の学校の教員から、この2校の校長と教頭についてリサーチをすぐにしました。
金曜日でしたので、翌週月曜日に教育長と話をしようと思っていました。
月曜日8時に出勤しましたら、すでに2校の校長と教育長が議長室の前で待っていました。
金曜日にはしていなかったネクタイをして。
この2校のいじめについて、相談を受けていたこともあり、冷静に詰問。
ひたすら謝っていましたが、ならばなぜ数日前にあのような態度をとったのか。
いじめについても、隠蔽の事実を指摘。

校長は、数年で定年。
担任は、数年で異動。
いじめ問題をきちんと対応できないと、天下りやその後の評価にも関わってくる。
正直な話をしてくれた教員もいます。
でも、大人たちが真剣にいじめ問題に取り組まなかったら、いじめを受けている子どもは、どこに助けを求めたらいいのか。
学校が隠蔽を真っ先に考えるから、表になった時には遅い。
だから、いじめの相談をいただいた時には、すぐに教育部長に相談。
行政は、事務執行にあたっては、記録を残すことが義務付けられています。
中沢からのいじめ通告は、当然行政文書となります。

いじめ問題については、基本的に警察事案と思っています。
証拠を集めて、学校や教育委員会との話し合いは、録音。
秘密録音は、最高裁判所判例で、「違法ではない」と出ています。
さらに、その証拠類を外部でまとめる。
そのあとで、刑事告訴。
警察は、犯罪捜査規範第63条で、告訴は受理しなくてはならないとなっています。
また、公務員は、提出された届けや申請は受理しなくてはなりません。
告訴状や被害届については、内容不備等により受理されない場合もありますが、見ないで拒否することはありません。
いじめは犯罪。
このことを、もっと考えるべきと思います。