議員の義務は、「議決権」。


委員会や本会議で、「自ら」の判断で可否を決めます。


議長や委員長は、「議決権」はなく、可否同数の時「採決権」があるだけです。


議員の「議決権」に関する、驚く陳情が出ました。


委員会でごみ有料化に「反対」しておきながら、「間違えた」と本会議で「退席する」と会派として回っている。


しかも、その会派は「議選監査委員」の会派。


その回った監査委員を辞めさせてほしい、というものです。


当然、ゴミ有料化は「住民監査請求」対象。


ごみ有料化は、新たな「増税」。


それほど重要な事案だからこそ、総務常任委員会では「慎重かつ重点的」に審議したいと継続審査とすることにし、委員からは特に異論が出ませんでした。


議会は、「一時不再議」。


今定例会中に議決を変えることはできません。


もしできるのであれば、可否拮抗している事案で、採決後に議決を変えることができる、ということになります。


そうなると、議会そのものが成り立ちません。


正副議長と監査委員は、議会三役、と呼ばれます。


議会三役は、議会に対して「協力」を求める立場です。


しかし、この一年監査委員会派のあまりにも議会というものを理解していない行動が目につきます。


監査は本会議で「討論」を行わないという申し合わせがあるのを知らずに討論をしようとしたり、予算に関する質問は行わない、となっているのに補正予算で長々と質問。


おまけに、議決を「間違えました」と回るなどありえない。


地方自治法、議会会議則、委員会条例。


全く理解していない議員がいることに、戦慄を覚えます。


6月議会、議会が混乱しても副議長会派は、全く動いていません。


しないのか、できないのか。


調整役のいない議長は、ご自身で調整に動かざるを得ない状況。


やはり、「能力と資質」。