一般質問が、記事になりました。

鎌倉市職員が、朝からチラシ配りをしているという話を聞き、「市長が職員に選挙運動を手伝わせている」との情報もあり、調べてみたら、確かに職員が早朝の駅に立ってチラシを配っていました。

どんな内容なのだろう、と取り寄せてみると「もう在庫がありません」。

そんなに配ったのかと、一般質問で取り上げました。

配った実数は、484枚。

たったこれだけ??

しかも、すでに次の原稿も考えているとか。

職員が勤務中に作成し、印刷し、早朝勤務時間として駅で配った数がこれだけ。

駅で市政報告などを配ることはよくありますが、大船駅、北鎌倉駅、鎌倉駅で準備するのは3,000枚以上。

ほとんどお渡ししています。

最初から、多くの方にお渡しする目的ではないのではないか。

また、この先内容を「市長の施策」などとして配布しようとしているのでは、と選挙管理委員会に「公職選挙法違反」にならないか問いただしました。

「時期と内容によっては、選挙違反となる」との答弁。

喫緊の課題山積の鎌倉市。

もっと、他にやることがあるのではないかと思います。

総務常任委員会で報告があるようなので、再度質問したいと思います。



以下、東京新聞 2012.12.12 引用

鎌倉市は、職員が早朝のJR駅頭で通勤客に手渡しで配布するチラシ型の広報紙「てのりかまくら」の発行を始めた。松尾崇市長の発案で「創刊」したが、配布数はJRの3駅で計500部とわずか。開会中の市議会の一般質問でも取り上げられ、効果などに疑問の声も出た。 (斎藤裕仁)

 A5判(縦二一センチ、横一四・五センチ)のミニサイズで、一枚の裏表に印刷。十一月二十六日発行の第一号で、手にのせてどこでも読めることから「てのりかまくら」と名付け、随時発行すると説明。初号のテーマは鎌倉の世界遺産で、登録に向けたキャンペーンへの参加を市民団体や事業者に呼び掛けている。

 庁内の印刷機で五百枚を作製。配布は先月二十六日から三日間、JR大船駅を皮切りに順次、北鎌倉駅、鎌倉駅の駅頭で、市職員二人が出て百~二百枚を配布。配布は午前七時から約一時間で、市は勤務時間帯を早めるスライド勤務で対応するほか、時間外勤務もあり得るとしている。

 市議会の一般質問では中沢克之議員(無所属)が、配布対象がわずかで通勤者に限定され、情報発信効果や配布されない市民の不公平感などに疑問があると指摘した。

 松尾市長は「私が発行を提案し、内容は職員と協議して決めた。世界遺産は、市にとって重要な問題。反対する意見も多く、市民に理解してもらうのは重要で、そのための対応だ」と答弁した。

 相川誉夫経営企画部長は「てのりかまくらは、市の施策や情報を市民に伝える全世帯配布の広報紙(七万八千部)や(会員制サイト)フェイスブック、ホームページなど多媒体の一つ。編集に時間がかかる広報紙より、早くタイムリーに伝えるのが狙い。市民の意見を聴き、配布の拡大などの要望があれば、次回から改善したい」と話している。