車両連結部近くの3人掛けの席に
1人しか座ってなかったので、
中の席を空けて座った。
周りには若い人たちが結構立っていた。
しばらくして、鉄柱を抱えるようにして
立っている白杖の方に気が付いた。
肘をつついて、「座れますよ」と声をかけ、
真ん中の席に移動した。
すると、少しぶつかったのだろうか、
最初に座っていたおじさんが、
ぶつぶつ言ってにらんでいる。
何か言ってきたら黙っていないぞ、と思ったが、
結局それだけだった。
しかし、ちらちらこちらを見る。
いったい何だ、とイライラした。