「私たちは哲学と文学を持たない世代で、
反知性主義や歴史修正主義の勃興に無力なのはそのせいなのか、
とも感じます。
何より、財務省のトップだった彼が、
知的なリーダーの最低条件である「自己懐疑の精神」に
縁遠かったのはその象徴のように感じました」
『朝日』5月19日