僕はこの人を高く評価してきたけど、

次の文はいただけないなぁ。

『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)

が醸し出す、何かしら教条的なにおいについて

こう書いている。

 

岩波文庫版の巻末には、吉野の親友で、進歩的文化人のヒーロー、

丸山真男がケレン味たっぷりの解説を書いている。

これはとりもなおさずマルクスの「資本論」入門であると。

著者は時代に配慮してそこには直接触れず、

少年の自発的な気づきから、

世界に目が向いていくプロセスを注意深く描いた。

においの正体はこれだった」

『朝日』4月12日

 

要するに、マルクスを肯定しているからだめ、ということだろう。

分かってないなぁ。