山崎元/超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!■202610
感想…★★★★★
2015年に出版されたベストセラーを2023年に新NISA対応した改訂版
オルカン一括買いは山崎さんの持論として既知だったが参考になったのは改訂版に追記されてた共著のオオハシ氏の体験談
2015年に旧NISAを始めたがその後トランプ相場で株価急上昇していたので下がった時に買えばいいと買い控えていたが2020年のコロナショックで急落、後から考えればその時が買い増しの大チャンスだったが当時の世間の悲観的状況からとても株を買い増す気分になれなかったというのは共感できた
一方iDecoは少額ながら機械的にオルカン定期積立していたので順調に資産増加、8年間だけどオルカン投資は世界の資本主義経済が成長する限り利益が出るという事が体験でも証明されたと思う
高橋洋一/60歳からの知っておくべき財政学■202607
感想…★★★★
財務省やそれに近いオールドメディアが高市政権の責任ある積極財政を批判してる中で著者はサナエノミクスを肯定的に評価してる
失われた30年の原因の一つに国による投資が絶対的不足が挙げられる、それは自民党小泉竹中政権でも民主党政権でも同じで歳出カットばかりしていたからその期間日本の雇用も賃金も増えず衰退の一途をたどった
その流れを変えたのがアベノミクスだったが財務省の二度にわたる消費税増税で勢いを失い更に財務省が仕掛けた森友事件以後頓挫した
アベノミクスを継承したサナエノミクスは岸田石破政権の消費税増税路線でなく成長17分野に投資することで日本経済復活させ所得税法人税を増やすという政策は論理的で筋道は立っていると思う
ただ消費税を全面的に否定するのではなく地方税化するというアイデアは自治体の独自性を生む一方で格差を生みそうだと思った
田内学/お金の不安という幻想■202605
感想…★★★★★
「きみのお金は誰のため」は物語形式だったが本著はビジネス書形式
お金の不安に対して投資術でもなく精神論でもなく社会問題として解決することを提言
少子高齢化問題や老後2000万円問題は本来政府や財務省が解決すべき事なのに新NISAやiDecoなど個人の資産形成問題にすり替えられた
生産人口が減るのにカネだけ貯めても生産できるサービスやモノは不足するので値段が吊り上がり物が買えなくなる
その結果いくら貯めるかが問題ではなく上位の富裕層しかサービスやモノが買えない社会になる
こうした問題をみんなで認識して新しい企業やサービスを生み出して生産力を上げるというのが解決策とのこと
しかし現実では新たな労働力として移民受け入れに注力したり生産力の低い既存企業に補助金で優遇したり未だカネ中心で社会を回そうとしている
みんなが認識して社会が動くのは現在の経営者政治家では無理そうで、新しい世代への世代交代が必要だがそれまで持つかどうか









