今日、わたしは

朝一番で、コインランドリーへ行った。




毛布やモコモコの敷毛布を洗いたかったのだ✨





朝一番だから空いていて、

機械にボーン!と毛布やらを突っ込んで

仕上がる時間まで、

わたしは100均やドラックストアを満喫した。





こんなにじっくり100均を満喫し、

ドラックストアでコスメを見て楽しんだのは

いつぶりだろうか?


そろそろ終わるかなー?と

コインランドリーへ戻ると





ご婦人と店員さんが

話している。





ご婦人はどうやら

初めてのコインランドリーのようだ。





店員さんに使い方を説明してもらっていた。

ご婦人も、毛布やお布団を洗いに来たようだ。





洗濯から乾燥まで一気にできる機械が

全部使用中で、

ご婦人は心配そうに

あとどれくらいで洗濯ができるのか、

どうやったらいいのか、を

店員さんに質問していた。


質問攻めだった。






6つある機械が全て使用中で

その中で1番早く終わるのが

わたしが使っていたところだった。


「終わっても、どなたも取りに来なかったらどうしましょう?」


ご婦人は心配でたまらない。





店員さんが、

「終わっても誰も取りに来なかったら、

声をかけてください。」と

クリーニングの仕事にスッと戻っていった。





ご婦人の表情から、

強い「不安」と「困惑」が感じられ、

それを見ていたわたしは


ご婦人の不安を今すぐ取ってあげたい🥺❗️

と思い、


「あの、いちばん早く終わるの、わたしなので

大丈夫ですよ☺️」

と伝えた。





ご婦人は、

「あらぁ🥺そうなのね。良かったわ。

わたし、初めて来たのよ。何がなんだか

分からなくて。ごめんなさいね。」

と言っていた。





か、かわいい🥺❤️(わたしの心の声)


わたしはご婦人がとてもかわいくて

話しかけてよかった、と思った。






10分程待って、

機械が止まった。


わたしは仕上がった毛布などを引っ張り出して、

ご婦人に「どうぞ。」と声をかけた。






わたしは毛布をたたみながら、

ご婦人が気になった。


「あの、あなた、これ…

このまま入れちゃっていいのかしら?」



「そのまま、ボーンと入れちゃってOKですよ」

ついでに

使い方も教えた。



「このボタンを押して、お金入れたらあとは

もうOKですよ☺️あとは待つだけで、こうなって出てきますよ☺️」

とわたしは

ついさっき仕上がったばかりの

毛布たちを指さして言った。



「あら、あの、洗剤は入れなくてもいいの?」




「あとは機械が勝手に洗剤入れてくれて、柔軟剤も入れてくれますよ。」






するとご婦人は

「えぇぇぇーーーー!!あらぁー!!

すごいわね…!楽ちんだわ!!」



ご婦人はすごく目を輝かせて

そして

本当に驚いた様子だった。






そしてご婦人はこう言った。


「わたしね、ずっと全部自分でやらないと、と思っていたから、本当にびっくりだわ。

全部全部、自分でやってきたから。」


「上からの呪縛ってあるじゃない?

それに縛られて、ずっとやってきたから。


でもね、娘に

お母さん、そういうのもう古いよ、って

言われてね。

だから今日、ここにはじめて来てみたのよ。」



その言葉で、

ご婦人はずっとずっと家族のために

頑張ってきたんだなぁ、と思った。


わたしは、

「もっとたくさん頼って、楽しましょう☺️❤️」

と伝えた。







上からの呪縛…


ぴートレなら、

上からってなんですか?

お姑さん?お母さん?それとも旦那さん?


呪縛ってどんな感じなんですか?

例えばそれを破ったらどんな気持ちになるんですか?


って聞きたいところだけど


さすがにここでその質問は

おかしいので、ぐっとこらえた。



上からってどこからなんだろう。

やっぱり代々受け継がれて来た

意識なんだろうか?

嫁とは、

母とは、

妻とは、

こうあるべきで

こうでなくてはならない。という

それが当たり前なんだぞ。っていう

目には見えないものからの圧力、?

それが呪縛か。



ご婦人は、

今日初めてコインランドリーで毛布を洗った。

家族みんなの毛布だ。

ボタン一つで、

家族みんなの毛布が魔法のように

フカフカになって出てくるんだよ。

 



仕上がって

ホカホカの毛布と対面するご婦人も見たいところだったけど、


わたしは

「もし、全部終わっても、

触ってみてまだ乾いてなかったら、

このボタンを押して100円追加したらまた10分

乾燥してくれますよ。」と伝えて、

ではお先に失礼します☺️

と言って帰ってきた。



上からの呪縛がひとつほどけたご婦人。

出会えて良かったなぁ。





朝、目が覚めて

「あ、今日は毛布を洗いに行こう」

って直感がピッときて。





そしたらご婦人に出会って。

ご婦人の呪縛がひとつほどける瞬間を

見せてもらって。





すてきなものを見せてもらったなー。✨

って思いました。



知らないものを、純粋に人に聞く姿とか、

心の中をオープンにして相手と接する姿とか、

「上からの呪縛」っていうワードを

さっき初めて会ったわたしに

伝えてくれたりとか。





そうかぁ。

このご婦人が代表して、

わたしに伝えてくれたのかも。


お母さん世代の代表で。





全部自分でやらないといけない時代を生きて

頑張っていたご婦人。お母さんたち。


色々と変わっていく時代で

新しいものが出てきたり

価値観が変わってきたりして

でもご婦人は

自分でずっと頑張ってきて。


世代は違くても

同じ時代を生きている。


母とは、

嫁とは、

妻とは、

それぞれの価値観なんだけど


こうでなくてはいけないに

縛られてしまうと


これはやってはいけない、とか

こんなことやったらこうなっちゃう、とか


上からの呪縛に気づかずに 

人は

こうでなければを一生懸命守っているんだなぁ、

ご婦人に

気づかせてもらったのでした。





コインランドリーの話なんだけど。

ボタン一つで楽ちんに洗濯ができるって話なんだけど、




わたしが言いたいのは

もっと深いやつなんだけど。

言葉にするととても軽くて 

上手に伝えられなくてもどかしい。



呪縛。

わたしの中にも

みんなの中にも

気づかずにあるかもしれない。


縛られていることにも自分で気づかないもの。

そこに

気づいて、解いてあげたら

またなにか

変わるかもしれない。


それに気づくために

ぴートレってあるんだな!って

思いました🥺❤️


ひとりじゃ、

なかなか

気づけないからね。