札幌左官高等職業訓練校 その他の授業
皆様こんにちは! 広報Ⓜ️です
5月以降は、月に一度(二日間)だけ、訓練校に生徒が集います。
内容は実技がメイン
4月のときとは変わり、様々な左官仕上げを行います。
5月は タイル貼り。
6月は 洗い出し仕上げ を行いました。
本日はその様子をご紹介致します
〜タイル貼り〜
今では、タイル屋さんがタイルを貼ることが多いですが、昔は左官屋さんのお仕事だったそうです
ということで、訓練校でも行います
限りある中から、それぞれ好きなタイルを選び貼りつけました。
カラフルに並べたり、
ワンポイントで、真ん中にブラックを入れて引き締めてみたり、
それぞれの個性が光っていました
みづきちゃんは、細やかな作業が得意なのか、タイルの切断も人一倍上手 新たな一面発見です
普段とは違う作業にみんな、伸び伸びしている様子でした〜
〜洗い出し仕上げ〜
洗い出し仕上げとは…。一体なんぞや?
そんな方は、このような床は見たことはありませんか?
モルタルに石が埋め込まれているような床。玄関の床などで見かけることが多いですね。
これも左官屋さんのお仕事なんです
改めて、左官には色々な技術があるんだなと認識しました!
どのように作るかと言いますと、
砂利を練り込んだモルタルを塗りつけて
刷毛とスポンジで、石を洗い出していくと…
(洗い出し仕上げの由来はこの作業から来てるんですね!)
伏せ込んだ石が、浮き出てきます
この仕上げは、
水で濡れた時に、より綺麗に見えますね〜
今ご紹介したやり方は、練り工法 と呼ばれるものです。
モルタルに砂利を練り込んでから、塗り付け洗い出すからですね!
もう一つ、撒き工法。
通常のモルタルを塗り付けた後に、石をばら撒いて
コテを使い伏せ込み、
刷毛とスポンジで洗い出すやり方です。
どちらの工法も
一見、乱雑に石が配置されているように見えますが
石の伏せ込み方で仕上がりの表情が 少しずつ変わってくるんです
左官の仕事は奥深いですね…
同じ技術でも、誰がどのようにやるかでニュアンスが変わってくる…
とても、やりがいのある仕事ですね。
こちらの作品は石が密に並んでいて一段と綺麗だな〜と感じたものです!
意外な才能を発見弥月くんの作品でした。
月に一度の訓練校では、新人は任されることの少ない左官仕上げについて学べるだけではありません!
久しぶりに顔を合わせる同期たちと
『現場で、どんな仕事してるの?先輩に怒られてない?』 なんて交流の場にもなっていました
ちょっと一息
そんな役割も果たしているようです