目指せ一人前の左官職人
皆様こんにちは。広報Ⓜ️です
一ヶ月に渡りお送りしてきた、一年生の塗り壁トレーニングはいかがでしたか?
ベテランの方でも難しいとされる目標に、
何度も心を折りながらも達成する過程は心が揺さぶられました
この感動を少しでも、
読者の方と共有できていましたら幸いです
さて、訓練校について、塗り壁トレーニングしかブログではご紹介していませんでしたが
他にも実践に役立つ授業が目白押しでした
本日はそちらをご紹介いたします。
Let’s Go
Pコントレーニング
左官職人の新人がよく任される仕事の一つにPコン埋めというものがあります。
鉄筋コンクリート造を作るのに出来る丸い凹みをPコンと呼びます↓
このPコンを模した架台で練習です
穴の空いた板は取り外しが可能となっており、奥まで材料が入っているか確認できる様になっています。
画期的
穴からはみ出すほど材料が詰まっていますね!バッチリです
薄塗りモルタル補修
薄くモルタルを塗る補習作業の練習です。
普段の塗壁トレーニングでは土を厚く塗っていますが、補修では厚さ数mmでモルタルを塗ります。
感覚も違えば、土壁よりすぐ乾いてしまうのでコテ跡が残りやすく苦戦している様子でした。
次第に、コツを掴んできて『このコテの感覚は土壁にも活かせる!』なんて発見をしている生徒も
ここでも協力し合いながらみんな上達していましたよ〜
詰めモル練習
窓枠冊子🪟を取り付けた後に隙間をモルタルで詰める作業です。
この練習には、実際に冊子がないと出来ないじゃないの…と思った方は察しがいいですね(サッシだけに)
そこで、こんな新アイテムが登場
この木枠の内側には、アルミ製の冊子を模したものが入っているんです!
木枠とアルミの間に専用の道具を使ってモルタルを詰めていきます。
この道具、つま〜る という名前なんです。そのまんまで面白い しっかり使いこなしていますね
目地鏝で均すとこんなにキレイに
新架台のおかげでいい練習ができました
土間練習
コンクリートの床を作るのも左官屋の仕事。この作業を土間打ちと言います。
練習で、コンクリートを打設するわけにもいかないので、場所を少し移して砂浜に来ちゃいました
そうそう、砂遊びをしに…って違いますよ?笑
砂をコンクリートに見立てて、土間打ちの練習をします。
測量機械(レベル)の使い方も学んで、
トンボで平らに引く練習もして、
コテで均して完成です。
帰りには、異様に平らな砂浜が出来上がっていました
しっかりレベル測定しましたからね
一人前の左官職人になるには10年かかると言われていますが、工夫をすればもっと効率的に一人前になれそうですね
こんな練習をさせてもらえるなんて、とってもありがたいです
目指せ!一人前の左官職人