社屋の鉄製の大黒柱が〇〇仕上げに | 中屋敷左官工業(株)

社屋の鉄製の大黒柱が〇〇仕上げに

現在進行中の新社屋は鉄筋コンクリート造3階建ての建物です。

過去ブログでもお伝えしましたが、私の作りたい事務所は間仕切りのないみんなの顔が見え、声が聞こえる開放的な事務所。

ところが鉄筋コンクリート造は重量が重いため、どうしてもごつい柱や床を支えるために壁などを設けなくてはなりません。

そこで今回、空間に壁を作らないために部屋の真ん中に「鉄製の大黒柱」があります。詳しくはこちら

 

2階床から6メートル2フロアを貫通する直径10センチの鉄柱です。

下の写真のようにコンクリートの中に打ち込まれています。

そして天井ボードの中にコンクリートが隠れて下の写真のようになっています。

さてさてこの大黒柱、何で仕上げようかはてなマークはてなマーク

これまた悩みました。チーンチーンチーン

壁、天井ともにしっくい仕上げなので、普通に考えればしっくいで仕上げようか。

でもって柱頭にしっくい飾りでも・・・いやいや古臭い。ゲロー

 

うーーーん・・・・うん、よしやってみよう!!

とひとつのアイデアが浮かびました。ひらめき電球

 

もともと柱頭部はこのようにサイズの異なる丸い鉄のプレートが重なっている形でした。

まずはこの段々を左官で滑らかな曲線にしようビックリマーク

特殊なモルタルで形を整形しました。

 

そして仕上げ工事

ビニルで完全に囲っての作業です。

さて何でどんな仕上がりになるのでしょうはてなマーク

 

出来上がった柱がこちら。ポーンポーンポーン

ピッカピカーーーーキラキラキラキラキラキラ

実はこれステンレスで仕上げました。

頭の部分もこんな感じで滑らかな曲線〜ポーンポーンポーン

シームレスな金属の感じがとても面白いです。デレデレウインク

 

ステンレス仕上げってことは、いつものミダスメタル?

実は今回は違います。

ミダスメタルと同じく金属の仕上げですがこれは「ベロメタル」と言います。

こちらは溶剤系の樹脂を使っているので、ミダスメタルより硬いので鏡面仕上げにするときにはこちらの方がベターかも。ウインク

本気で鏡面にするとここまで出来ます。ポーンポーンポーン

ただ溶剤系なので、臭いがとても強いので周りの養生をよほどしっかりやらないと現場施工は難しいかもしれません。ゲロー

なので、作業環境や金属の種類、仕上げパターンなどによって材料を使い分けていこうと考えています。

 

まわりの空間とのバランスがどうかな〜?とちょっと心配でしたが結構良い感じちゅーちゅーちゅー

 

そして金属左官仕上げを使っているところがもう一箇所。

それがこちら。

ミダスメタルのステンレスB!という黒目のステンレスで応接エリアの什器を仕上げました。

こちらは今年施工させていただいたお客様の什器の感じが気に入って、そちらのパクリです。笑

艶を出し過ぎず、光の当たる角度で色々に見えます。

表面のテクスチャもまっ平だと薄っぺらく見えてしまうので、フラット過ぎず、若干の凹凸を出すことによって厚み感を出しています。

この場所のデザイン実はここに置くソファに合わせてデザインしてあります。

私の場合は家具が一番先なんですよね〜

家具に合わせて周りを決めていく、みたいな感じ。

 

ようやく完成が少し見えてきました。ラブラブデレデレ