幼稚園の手洗い場 準備編 | 中屋敷左官工業(株)

幼稚園の手洗い場 準備編

昨年の秋のこと。

当社のホームページの幼稚園の手洗い場を見たお客様から

「現在幼稚園を建設中で、是非うちの幼稚園にも、あのような子供たちが喜ぶ手洗い場を作りたい」というご要望をいただきました。

 

こちらの幼稚園の手洗い場を製作してから9年が経ちました。

小さな子どもたちにとってはトイレとは「怖いところ」らしく、「トイレを楽しい場所にしたいんですビックリマーク

という園長先生のご要望から作られたこちらの手洗い場は、全国的にも評判がいいそうです。ちゅーちゅーちゅー

 

さてさて今回はどんな手洗い場ができるのでしょうか?

今回依頼をいただいた幼稚園に行ってヒアリングをした時のスケッチです。

やはり恵庭幼稚園の手洗い場同様、子供たちが輪になって手を洗えるようにしたいとのこと。

こちらの園長先生がなんとなくで作られた粘土細工がこちら。

テーマは「えんどう豆?」

 

幼稚園さんと何度か打ち合わせを行い年末までにデザインを煮詰めて、年が明けてからモックアップの作成に入りました。

まずは原寸で図を描きます。

 

原寸に合わせて実際に立体にしてみまーーすビックリマーク

作ってみるとなんかつまらない・・・

この原寸模型を作る作業がとても大事なんですよね〜

この原寸模型を作ることで、新たな発見がたくさんあるんです。

そこで、フチ周りに波をつけたり、えんどう豆のふくらみを立ち上がりに盛り付けたり、

試行錯誤を繰り返しました。

でもこの段階では色も柄も全然ダメです。チーンチーンチーン

 

さらに、形ももう少し深さをつけないと外に水が跳ねそうだとか、実際に使われている時のことをイメージしながら問題のないようにデザインするのも大事なことです。

そして手洗い場の中を通る給水やもちろん排水の計画もすべて当社で考えます。

 

実際にえんどう豆を買ってきて、えんどう豆の色に近づけるべくこれまた試行錯誤の繰り返し。

色がある程度決まったら、それをモックアップに塗りつけて、今度はコーティング材を吟味。

こうしてある程度の形、色、テクスチャが決まりました。

 

そして全体の図面を作成。

さらに施工図を作成します。

中の下地の計画もしっかりたてます。

これをしっかりやらないとひび割れなどの施工不良につながるのでとても大事なことなのです。

 

 

これで準備完了ですビックリマーク

今までにやったことのないものを作る時には、これぐらいの準備は最低必要なのです。

 

こちらが今回の施工場所です。

いざスタート!!