2017年の総括 その4
2017年の総括も今日で終わりで〜す。
今年も新しい仕事にたくさん挑戦しました〜
最近大流行のモールテックスもモルタル色だけではなく、アースカラーも良かった。
こないだ、ホームページからお問い合わせいただいたお客様のところに伺い、こちらの写真お見せしたところ、「これ厨翠山じゃない!あれってモールテックスなんだ〜」と大変驚かれて、
「とても肌触りいいし、質感も良いし、これなんで仕上げてあるんだろう?って思っていたんだよね〜」なんて有り難いお言葉をいただきました。
同じ材料で、いろんな仕上がりに出来るのがモールテックスの面白さ。
コーヒー屋さんのカウンターのモールテックス。
コーヒー豆をモチーフにしてツヤのある仕上げにしてあり、これも大変好評をいただきました〜。
もちろん、普通のモールテックスは数知れずやらせていただきました〜
本当に感謝、感謝です〜
年明け早々、でっかいモールテックスが控えていて、それがまたすごい案件でプレッシャー半端ありません。
こんな壁の裏表ぐるっと一回りの大きな版築もやりました〜
そういえば今年の特殊工事は新入社員の2人が大活躍!
グラデーションカラーもたくさんサンプル作って、施工計画立てて上手く出来ました〜
そして今年一番キツかった仕事がこちら。
「ミダスメタルの銅磨き仕上げのカウンター」
この仕上げのお陰で、しばらく不眠症になっちゃった。
それほど大きなプレッシャーの仕事だったんです。
今までこれほどの規模のミダスメタル、それもピッカピカの磨き仕上げやったことないんですから〜
1セット5万円近くもする材料がずら〜っと並んで、塗り継ぎ無しで一気に塗りきらなきゃならないんですから〜
さらに塗り付けてからは研ぎ作業が7工程ありました。
この現場の主役は菊地さん。
写真からもわかるように、全身全霊をかけて勝負してくれました。
そして菊地さんと同じように頑張ったのが新入社員の千夏と渉。
この3人の頑張りは本当に最後の方は、見ていて涙出そうになりました。
この時、私が決めていた事がひとつ。
「絶対に手は出さない」と。
そばで見てはいるけれど、どんなに手を出したくても出さない。
「手を出すな、我慢しろ」と心の中で自分に言い続けていました。
なぜなら、
「私が手を出してしまうと彼らの成功を奪う事になるから」
「彼らに成功してもらいたい、彼らの作品にするんだ」そんな思いがあったんです。
その結果、本当に素晴らしい作品が出来上がりました。
お店がオープンした後、菊地さんは娘さんがそのお店に招待してくれたそうです。
いい話でしょ?
若手2人もプライベートでお店に行ったそうです。
それもきっと「自分がやった仕事なんだ!」という思いがあるからなんだと思います。
来年もこんな素敵な仕事ひとつでも多くやっていきたいです。
最後の最後に、私自身の総括。
「自分が手を出さずに、彼らに成功してもらいたい」という思いに徹したことで、結果、たくさんの人にそれぞれの場所でたくさんの挑戦が生まれ、それにより多くの成果を出す事が出来たということです。
これからの私はこれで行こう!と確信できた一年となりました。
そしてまた来年の今頃、2017年の自分を未熟に感じられるように来年も成長したいです。
皆様、今年一年も大変お世話になりました。
来年も中屋敷左官工業をどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。