もんだ族 | 中屋敷左官工業(株)

もんだ族

「ベキダ星人」キラキラ

私のブログ読者の方ならご存じですよね?
(ご存じない方はこちらの記事をご覧下さい。)

昔の私・・・
「○○はこうあるべきだ!!」ってやつ。

「ベキダ星人」の名付け親は私です。

最近、これに似た新しい人種を見つけました。

「もんだ族」

ご存じの方いらっしゃるかな?
「もんだ族」どこで見かけたかというと・・・

日本経済新聞の7月1日の記事です。
12

施設再編阻む「もんだ族」とありました。

財政難や老朽化を背景に、公共インフラの再編を迫られている自治体についての記事でした。
時代のニーズに合わせて施設を大胆に見直す必要があるが、統廃合や転用は進まない。

「もんだ族」とは新たな改革を進めようとすると「○○とはそういうもんだ」と主張し、従来のやり方、前例踏襲にこだわる人達を言うそうです。

この人達が改革にブレーキをかけているそうな・・・

記事の結びには「公共インフラを再編するためには行政内部の意識改革がまず必要になる。」と書かれてありました。

この記事見て笑っちゃいました。

なんか、文字をちょこっと変えるだけで私達左官業界にもピッタリ当てはまる!

「職人の世界とはそういうもんだ!」

「見習いとはそういうもんだ!」

「左官の一人前になるには最低10年はかかるもんだ!」


面白いのは、そこになんの根拠もないということです。
自分達の今まで経験をすべての世界だと思っているにすぎないと言うこと。

その考え方が合っているとか、間違っているという問題ではないんです。
ただ、それは絶対ではないし、もっと良い方法、考え方もあるはず。

前例踏襲からは「より良い世界」は生まれないということが問題なんです。

新聞の記事にもあるように社会のニーズは変化している。

何十年前のニーズに合っていたことを今でもやり続けているなんて、上手くいくわけがないんです。
営業も、技術も、採用も、人材育成もすべて、今のニーズを知りそれに合わせていく必要がある。

過去の経験は参考資料であり、新しいニーズに対応するにはほとんど役に立たない。

これではな~んの進化も期待できない。

新しい未来を創る事なんて到底できない。

今の左官業界にはまだまだ「もんだ族」がたくさんいらっしゃる。

何故、左官業界には「もんだ族」が多いのか・・・

それには理由があると思っています。

つづく・・・。